学校で課題が出て、外国の絵を描いた。

外国語が必要なので辞書を使って調べたり、

油絵を家の中から探したりして、なんのかんのして

結局深夜までかかってしまった。

黙々と作業をこなしていると、ドアにノックの音がした。

夢の中で私は実家にいて、実家の二階の自分の部屋にいた。

部屋のドアを開ければ其処は下に続く階段だ。

右に階段、正面にもう一部屋、座敷がある。

踊り場は申し訳程度にあるぐらいで、私の部屋をノックするには

階段に立つか正面の部屋から手を伸ばすかしかない。

正面の部屋にいる母達はもう寝てしまっただろうから、

ノックの音は階段からと言うことになる。

私は誰だろうと思いながら戸を開けた。

階段に透明なモンスターが立っていた。

モンスターは体がごつい男で、頭が牛の形をしていた。

全て半透明でかろうじて輪郭が後ろの景色を歪ませて見えた。

私は踊り場に居る小さな本棚の上にのっている石を数個とって

モンスターに投げつけ、追っ払おうとした。

石はモンスターを抜き通ってゴンゴンと階段にあたった。

正面の障子が開いて、母が顔を出し「何やってるの」と聞いてきた。

「モンスターが」

「なに?何処にもいないじゃない」

「いるよ、ほら、そこにさ、透明なのが」

「いないじゃない」

どうやら母にはモンスターの姿は見えないらしかった。
2001-01-23 09:00:00
暗い家。

電気をつけても暗い家。

庭越しに面している

縦長で四つ連なっている大きな窓の一つを開けて

家の隣の人が恋人から貰った猫の肉と毛でできた首輪を

見せに来た。

「どう?良いでしょうこれ?」

「此処でつけるわ」

首飾りをつけると地味なお隣さんがよりいっそう地味に見えた。

「いいですね」

私はカメラを取り出して言った。

座敷に座っていた叔母さんもカメラを手に持つ。

パシャ、写真を撮る。パシャパシャ。

何処かで人のざわめきが聞こえる。

つけっぱなしのテレビから誰かの声が聞こえる。

パシャ。

お隣さんも写真を撮る。

写真を撮ってる私たちの写真を撮る。

パシャパシャパシャ。

しばらく無言で互いに写真を撮っていた。

音と言えばテレビのざわめきだけ。

パシャパシャ。

お隣さんは満足げに隣に帰っていった。

ため息をついてカメラを座敷に転がす。

途端に啼く、カメラ。

にゃー

にゃー

にゃー

カメラから猫の鳴き声が響く。

子猫の鳴き声。

彼女の、お隣さんの本当の恋人が戻ってきて

この鳴き声を聞いてしまったらえらいことになる。

私たちは必死に隠そうとした。

座敷の窓を開けて外に出してみる。カメラを。

声は大きくて、

「これをガラッと開けられちゃうわね。」

窓に触りながら私は言った。

きっと不審に思った恋人が窓を開けてしまう。

にゃーにゃーにゃー

叔母さんがラジオの側に置いて

「これはテープですよー」

テープ。と言った。

隣から悲鳴が聞こえる。

きゃーーーーー!

「無くしたわ!!」

お隣さんが暗い窓を開けて飛び込んでくる。

首飾りのことだと。すぐに気がついたので

「探してあげますよ」と言った。
2001-01-23 09:00:00
始まりは修学旅行だった。

それだけは覚えているのだが、

何故か気がついたら私は人を殺していた。

もんぺのおじさんが胸を刺されてぐったりと白目をむいていた。

私の手に握られた包丁は

ぽたぽたと滴を垂らしている。

血の滴だ。

うわうわうわ、どうしよう

とりあえずおじさんをお風呂に入れて

血を洗い流すことにした。

何故かは判らないがそうしなければいけないような気がした。

外は嵐のようで風呂場の窓から轟々と暗い風が吹いているのが見える。

風呂には先客が居た。

首を絞められて死んでいる真っ裸のきれいなおねいさんだ。

これも私が殺したのか?

記憶を探ってもナンにも判らない。

微かに「おじさんが殺した」ような気がするだけだ。

とりあえず風呂にはおねいさんが入っているので

洗い場でおじさんを寝かせる。

おじさんの体を洗おうとすると

ドン!ドンドン!!

と激しく風呂場の窓を叩く人がいる。

見るとはげの女のマネキンが、首を真上に揺すって

あり得ない格好で踊るように激しく窓を叩いていた。

激しく吹きすさぶ風のせいか

マネキンの首はカックンカックン揺れて今にもとれそうだ。

何故か私は拳銃を持っていたので

バンバンとマネキンを撃った。

ガラスがガシャンガシャンと割れて何発かの玉がマネキンにあたった。

しかしマネキンはふらふらと遠のくだけで

おじさんを洗おうとすると戻ってきて

ドンッドン!!と窓を叩く。

割れたガラスは何故かもとに戻っていた。「判ったよ、これが欲しいんだろ!!」と叫んで

おじさんをマネキンに向かって投げた。

カシャーンと大きな穴を作っておじさんはマネキンに体当たりをした。

マネキンは嬉しそうにおじさんを抱えて

暗い闇の中に去っていった。


人を殺してしまったのでもうここにいられないので

此処から逃げることにした。

いつの間にか朝になっていて嵐は収まっていた。

外にでて家の前で手を挙げるとバスがキキィと目の前で止まった。

乗り込むと数人の見知った顔がチラホラしている。

そういえば修学旅行だったのでこれはきっと送り迎えのバスなのだろう。

みんな何故かぐったりしていた。

他の人は?と先生が聞くと

「死にました」と誰かが言った。

そう、と先生が言ってバスが発車した。

バスは大きな川の横を走っていった。

川は流れているが、緩やかで、淀みの方が多かった。

所々に泥の固まりのような島がグニャンと積み重なっていた。

バスは前に見える山に向かっているようだった。

川もそこから流れていた。


「、、、先生、あれ何」

バスが走って暫くすると小声で誰かが聞いた。

「、、、マネキンだ」

泥の山に、泥の中に、

恐ろしいほどの数のマネキンが突き刺さっていた。

よく見ると、川にも緩やかだが大量に、マネキンが流れている。

全て裸でハゲで女のマネキンだった。

みんな唖然としてその光景に見入った。

「あ、」

と思わず声が出てしまって口を手で押さえた。

川が歪み、とぎれ池のようになっているところに

おじさんが居た。

数体のマネキンにまあるく取り囲まれユラユラと浮いている。

他のマネキンは全て悲哀の表情を浮かべているのに

そこにいるマネキン達は何故か至福の表情を浮かべていた。

そのとき何故か此処にいるマネキンは全てマネキンなんかじゃなく

生きていた人間なのだと思った。

そしてこの事態は全ておじさんのせいなのだと思った。

おじさんの胸から血が、花のように美しく揺らめいていた。


山のてっぺんの駅に着くと、そこはサウナだった。

ぐったりとした人間が一杯熱さの中で汗を流していた。

入り口の横に細い窓があって

駅だった証拠にそこに、ロープウェイがあったが

そのロープはぶちきれ、

車体がグシャリとつぶれていた。

みんなは慌てた、これはどう言うことだと誰かが小声で叫んだ。

ざわざわとしていたが、誰もその理由を知ることは出来なかった。

サウナの番をしているらしいお爺さんが

「この村からでることはまかりならんよ、

そういうおきてなんだ。

みんなマネキンになっちまうだ。

マネキンにな。」

みんなは恐ろしさにひぃひぃと泣いた。

私はサウナのその窓の横に座っている女の子に

「これは本当なの?」と聞いた。

「、、、頭をつけて、誰にも言えないから、抜け出す方法を教えてあげる。

だれにも知られちゃいけないから、

+*@;:

(テレパスのことか知らないが、

よく解らない言語で彼女はある単語を言った。)で、教えてあげる」

彼女の額に額をつけると

あるイメージが私の脳に流れ込んできた。

それは抽象的でモヤモヤとしたオレンジ色の霧のような物だった。

それでも私は此処から抜け出す術を知った。

壊れたロープウエィの窓の横に

人一人立つのがやっとの小さな長細い窓があって

そこに一本の拙いロープがぶら下がってあった。

手をかけるように丸くいわかれている。私はそこに手をかけ、しっかりと握ると

「よく見ろー!!これが生きる道だぁ!!」と叫んで

がっと、窓をけった。

ターザンよろしく私はシャーーーーーッとロープで滑っていった。

風がごうごうと顔に当たって息もするのも難しい。

私は目を瞑り、運命に全てを任せた。

次に目を開けたときは現実だった。
2001-01-23 09:00:00
汚い夢を見ました。

食事中はご遠慮下さい。


とても深い、長方形で赤いタイルのトイレの夢を見た。

そのトイレは私のうちの座敷の部屋の玄関から真ん前にあり、臭かった。

それはとても深くて

長方形の穴の中のずっと底の方に四角い和式のトイレがあるのだった。

私たちはとても器用にそのトイレで用を足した。

そしてトイレが詰まった。

とても深いので座敷まで溢れては来なかったが、

底の方の四角い和式トイレはすでに汚物の混じった水に浸されていた。

私たちは長い竿の枝にトカゲをつけて

そのトイレのつまりを治そうと操ってみた。

ぼちゃっと音がしてトカゲが水を泳ぐ。

予想を遙かに超えて、(メモにそう書いてあった)

トカゲはすぐにおぼれて、

水の中から

「糞は苦く水は甘い!!火トカゲだってイヤなんだ!!」と叫んだ。

それを聞いた兎が

「水は甘いんでしょ?」と

その中に行きたがって大変だった。
2001-01-23 09:00:00
見知らぬお婆さんの運転する車(ぽるしぇ)でドライブに行く夢を見た。

妹はすでに家にいなくてどっかの家に泊まりに行ってしまった後だったので

叔母さんと私と叔母さんの友達と私の友達の4人が車に乗って

レッツゴーとばかりにお婆さんをせかした。

わたしは助手席で他の3人は後ろに座った。

お婆さんは「それで目が見えてるの?」というほどに皺くちゃで

小さくて頼りなかった。

細い指でフルフル震えながら運転する車はそれなりにスリルがあって面白かった。

山脈に入り、木々の生い茂った山に車ではいると、

そこは「ピクニックの山」だったらしくて

行楽にきていた家族たちが山頂の丸く木々に囲まれた芝生の上で

ござを広げておいしそうなお弁当を食べていた。

そこに見知らぬ家族と妹が楽しげにピクニックしていたので、

妹に声をかけて車に乗せようと引きずり押し込んだ。

見知らぬ家族たちが驚いて車にすがり付いてきたので

お婆さんに「はやく、はやく、」とせかして

車のドアーをこじ開けようと窓から侵入してくる腕をぐいっとねじって

がーっと窓を閉めた。

オバァさんはフルフル震えながらも車を孟発進させて、その家族を振り切った。

平和な芝生の上にタイヤの後をつけてきききききぃと車は走り去った。

山を降りると、大きな高速道路があって、

山の境に隣接するようにがーがーと車が流れていた。

降りると山のふもとには大きな穴があいていてその先にも道路が流れていた。

山は獣の道のような芝生の道と、

(これは今車で降りてきた道です)

崖のように大きなカーブをかいて盛り上がっているところと

(横から見るとこんなふうに>~|)

その道路に続く穴とで三つの道ができていた。

それ以外は柵でぐるりと囲まれていた。

オバァさんが高速道路の車の流れに入るためにいったん停止すると、

どこかでラジオが鳴って

「火山が噴火しました、火山が噴火しました!

すぐに逃げてください、火山灰が来ます!!」

とアナウンスが流れた。

見ると、高速道路の流れていく先のほうで火山がもくもくと煙を噴出しているのが見えた。

私たちは車から降りてみた。

するとすぐにオバァチャンが灰だらけになってしまった。

妹が「私、ちょっと見てくる(多分さっきの家族のことだと思う)」といって

どこからか自転車を取り出して上に行くほど下に曲がる崖をがーっと駆け上がっていった。

しかし、どうしても盛り上がっているところが超えられず

(つまりそれほど急カーブをかいて下に曲がっているということです)

途中で逆さまに落ちてしまった。

私たちは超能力を使って彼女を浮かばせて、もう一度チャレンジ!と叫んで

崖の下に自転車ごとおろした(超能力が使えるなら、崖の上にあげてやれよ)

しかしどうしても妹はその崖を越えることができず、

何回も落ちてくるので仕方が無いので車で

今きた獣の道を引き返すことにした。
2001-01-23 09:00:00
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