編んでる最中、やけに雨が降っていた
黒いところの糸がほんのわずか金ぴか光る
そんなに派手ではないから
素直に首に巻けるように思う

同じような色のとかげがいて
やはり黒いところがわずかに光る
編んでる最中、小さな黒い瞳で
ずっと糸のうごきをみていた

「これはきっと僕を真似してるんだな」
そっと毛糸を触りながらいう
「だから僕と同じ名前をするにちがいない」

彼はやわらかい白いところが好きなんだそうだ

同じような小さいのをつくって
巻いてあげたら喜んでいた