雨ふると
あの池はまっくろになって
空があまぐもり
ひかっていれば
光をどうどううつしながら
なみうつ




その隣に、おばあは住んでいる

***

愛が綺麗なものとは
おもえない

血の味がする




ほら、悪魔の鳥だよ
そういって
父が買ってきた絵は

おばあににていた

***

川を越えたところに
おばあはすんでいる




誰も要らないと
おばあはいう
結婚は
間違いだったと

 人が一番 重い荷物

そう、おばあはいう

 最も重いのは
 じぶんかもね

うちじゅうで
おばあに会いに行くのは
わたしだけ

***




***

おばあのナミダを見たことがある

***




***

その理由は
わたしは
しらない

***

わかってほしいのにね
だれもね
わかってくれないの

そういったら
おばあは
わらって
つまんなそうに
いった

***

分かって欲しいと
いうんだね

わかられることが
どういうことなのか

わかりもしないで



 わからないことを
 わかりながら
 なぜ、みんな
 決め付けるの



わかってほしいかい

***

おまえのいう
わかるってのは
すべてを
認めて欲しいって
ことかい

***

あるわけないことを
のぞんでんじゃ
ないよ

***

ひと

いつだって

自分の気持ちばかり
見えて

だから
ひとが みえなくなる

***

帰り道は
いつも
風が騒ぐ

***

わかっているよ
わかっているよ

わかっているよ

***




***


わかっているよ