ねえ ねえ ねえ

生きることが いやになるのは

ねえ ねえ

たまに おびえて 後ずさるのは
自分が嫌いだからでも
自分が信じられないからでも なくて

あなたは
 生きることが
怖いんでしょう

あなたは 生きたとたんに
苦痛まみれだということを

すこし わかっているんでしょう

あなたは あなたとして 生きる
 道の その前で
 おびえている 子どもみたいに

生きなさい 無理よ

いきなさい