分かって欲しいと思っておりました 
 
いつか分かってくれるだろう、と 
 
やってきたこと 
されてきたこと 
飲んだ苦痛の数と 
言わなかった痛みの数 
ひとりでやったこと 
忘れられたこと 
悲しかったこと 
それでも歩いてきたこと 
 
分かって欲しいと思っておりました 
いつか、分かってくれるだろうと 
 
踏み台であったこと 
比べられるために、貶められたこと 
ひっかかれて笑われたこと 
それでも食いしばっていた歯の奥 
 
捨て切れなかった感情 
見捨てなかったのは自分 
 
ただ分かって欲しかった 
 
それだけでした