恐ろしいことに
どこか空虚な不幸は
どこにでもひらいているらしい

ある日突然、人は
飲み込まれた人が悪いとか、良いとか
それはどうでもよいぐらい
偶然に、突然
飲み込まれる

安穏は恵まれた偶然
いままで無事だった偶然