久遠の龍

時は空に似て、空は時に似ている 貴方はさまよう いまだに、迷う旅人さん 空にゆだねることもしらず 己の力で 進もうとする それでも時も空も いつでもあなたの味方 手をのばせば、その助力に触れる 時にゆだね、天にまかせ ただ、おのれのすることに 尽くすだけ きっと、時の力を知るでしょう

ハートフルの龍

愛のいきかいは ことばにならず ただ触れるだけで あたたかい 愛しみがこんこんとわいて はなれない 思えば涙が浮かぶのも 愛しみに心がしみているから 愛のままに 純粋な気持ちを こころからあらわすとき

エネルギーの龍

もともと なにもないところから 回転がうまれ 回転しているから エネルギーがうまれ どんどん、こんこんと エネルギーがうまれ 私たちは、やってきた なにもしたくない、は ほんとうに、したくないから、だろうか すこしだけ、気持ちを よいしょと進ませて 動いてみよう こんこんと、 エネルギーが わいてくるにちがいない

天にのぼる龍

なにか不思議なきっかけなのか 貴方の力が ようやく ひとときにたっしたのか 天に上る日がおとずれた いまより、 ひとつ上に進むとき 時を忘れて 夢中に歩みを進ませよう きがついたら きっと 素敵な景色が あなたの傍に ひろがるだろう

鎮静の龍

すこしやすみなさい ただそれだけのこと なぜ、できないんだろう 理由をつけてるの…… 疲れることを ひとつひとつ やめてみて 少し休みなさい きっと、休むことも 貴方なら、できること つかれたね、って ほほえんで すこし、休もう

盲脈の龍

みえていながら みえていないもの あなたの想い あなたのいしきが それを見抜けずにいる 腑抜けになっている 真実は怖いものではない 見るのに勇気がいるだけ さぁ、すこしだけ 勇気を出して いまいちど、目の前を おもいこんでいるものを 見直してみよう

ひろいせかいの龍

わたしはひとりとおもえば さみしい たくさんの ひろいせかいの ひとつ、と思えば わたしは、わたしを つとめはじめる あなたがいて わたしがいる わたしがいて あなたがいる だれかがいるから ここにいる 広い世界

水深の龍

ふかいふかいところに 眠っているものは 真珠か、がらくたか 浅い水のざわめきをみて 湖を知った気になってはいけない ふかいふかいところのお前に あいにいきなさい 波のないところの まことの心に あいにいきなさい 何が眠っているだろうか 浅瀬にはない真実が そこにあるだろう

麒麟の龍

ほまれだかい たぐいまれなる 幸いが降り注ぐ 己のちからのみにあらず しかし 運のちからだけにもあらず つとめ、つとめて 歩んだ先に 幸運はまっていた お前が来る日を まっていた 歩んできた お前のちからをほめたたえ あたえられる すべての幸いを みつけだして 抱かれたまえ