ゆめをみていた

せかいがおわる


ゆめをみていた


でもそれは

ほんとうだったのかもしれない









































































ここは闇の世界



狂った人が支配する世界



その中で、



私たちは出会う。

メルサー２年………

長く平和が続いていたダンの世界が終わろうとしていた

大魔導師とあがめられていたキニが、突如として狂い、
世界に「ひずみ」をあけたのだ………。

「ひずみ」の中から、人喰い魔物が飛び出し
人々を絶望と混乱にたたき落とした。

最初に人々はキニを倒そうともがき、数千万の死者を出した。
次に人々はキニの望みを聞こうとし、人口が半分に減った

キニに望みは無かったのである

ただ、純粋に狂ったのだ………



狂気の中でキニは、あと３年、と宣言した。
後３年経ったら、魔界と世界を融合する
それは世界の終わりをさしていた………

闇と死の臭いのする世界で人々は刻々と時を過ごした。
世界を動き回れるのは、妖使いと呼ばれる
魔導師だけになった。

笛で妖精を呼び出せる彼らは、唯一人喰いの魔物を追っ払う事ができた………。
手紙も、食料も、彼らに頼るしかなかった………


そして、世界の時は最後の１年を迎えた。
そこに、一人の妖使いが歩き始めた………。

世界の終わりまで、あと３６５日………