あかいばんばらの空に
金色の鳥が飛んでいた
かおう かおうと
ないていた

さびしいさびしい声だった
目が覚めたら ひとりだった
でもすこしも
辛くはなかった

誰もが独り
そのぬくもりを
私はしっていた
誰もが独り だから傍にいる
あかい

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2011-07-10 19:51:53