花の星
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エッセイ
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てんてこ
てんてこ ( てんてこ )
おぼうさまのはげ・2
大仏様に、
雨上がり、傘をわすれたおぼうさまに
虹がでたらきれいでしょうね
良いことでしょうね
坊主の格好をすれば坊主だと思い込む生臭坊主は
親の七光りならぬ、「はげの七光り」といえばどうでしょうか、と
おたずねしたところ
しばらく黙ってから、吹かれていました
2013-01-08 00:00:00
マフラー
マフラーを編みながら、いとしい人へ、流れた思考が
ふっと、途切れる
なぜだか、アンニュイな気持になる
切ない思いのまま
ぼうっとしていたら、
小さな、愛らしい声で「たたんでつかうの?」と聞こえた
みれば、小さな羽をはやした
きれいな精霊のような方がいらっしゃる
「たたんでつかうの?」
「なにを?」
なんのことかわからず、
とにかく美しいなぁ、と
私がその方を見つめていたら
「マフラー……」
そういわれて、マフラーをひろげてみたら
ものすごく、はばがらひろい
私は気づかないうちに、縦も横もないような
とても幅広いマフラーを編んでいたようだ
もう一度、精霊が「たたんでつかうの?」と聞かれるから
私は「どうしよう」と、聞きかえした
2013-01-08 00:00:00
おぼうさまのはげ
森羅万象、なぜ、おぼうさまはハゲなのでしょう
髪を伸ばさないということは
素肌に太陽の暑さや、風の寒さを
感じることになります
わたしは、たしかな気持ちをもって
おぼうさまのはげは、森羅万象を
かんじるためではないですか、と
大仏さまに聞きましたら
大仏様は、――ちがうよ、――と
いわれました
おぼうさまが
森羅万象をはげで感じるなら
悟りにおうじて、はげの光りもつよくなり
最終的に後光になるのでは、と
考えたのですが、あっさり否定されました
2013-01-08 00:00:00
このコンテンツについて
みえないものとの交流と
想話をつづったコンテンツです
精霊、神様が当たり前に出てきます
少しの時間で読み済む
娯楽ものとして読まれてください
2013-01-06 00:00:00
自分のためじゃなかった
世界は
けど 世界のためには
なれるきがした
たんなる ひとりだった
けど ピースだった
みんな ピースだった
たんなる ひとりだった
誰も 自分のためじゃなかった
だのに おもいは
あった
2011-12-24 08:18:01
自分のためには
世界が
できてなかった
ことに
きづくのは
多分 こころ うそ
つかずに
いけたか
どうかに
かぎる きっと
欲のうそ
2011-12-24 08:15:08
人間は
みんな 傷つくし
傷つけるよ
自分のためには
誰もいない
だけど
他人は他人だのに
おもいあえる
人間は
みんな わからないし
かかわりは
なんであれ
くるしみは
ともなう
だのに
喜べるから
幸せが
わかるんだよ
2011-12-24 08:13:12
あさから
ないてやがる
なけないから
絶望してやがる
ばかだから
だきしめに
いきたい
なくなじゃ
ないや
絶望するな
2011-12-24 08:09:16
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大仏様に、
雨上がり、傘をわすれたおぼうさまに
虹がでたらきれいでしょうね
良いことでしょうね
坊主の格好をすれば坊主だと思い込む生臭坊主は
親の七光りならぬ、「はげの七光り」といえばどうでしょうか、と
おたずねしたところ
しばらく黙ってから、吹かれていました