中学生の私は 中学校で催されたマラソン大会に出た。 最初は快調に走り続けていた私は 景色を見る余裕さえあった。 とみに早い。 最終のトラックに入り、 「後少しでゴール」と言うところで 力つき、倒れた。 手と足が鉛のように重く、しびれている。 「ああ!I(私のこと)、早く早く!!」 先にゴールにしていたAちゃんが叫ぶ。 私は後ろから人々が迫ってくるのを感じた。 しかし手足は動かない。 しびれを何とかごまかしながら、 ハイハイをして私はゴールした。 私の前に参人の女の子が居て、 それぞれ一等と二等と三等だった。