2017-05-26

強迫観念は、脅しをやどす







強迫観念って

わりと

脅迫された観念みたいで

ことばが、重なってて面白いなと

おもう



……



二つの方向性を提示し



一方が、よいようにみせ

もうひとつが

わるいようにみせる



これは自由の提示ではなく

じっさいは

方向をおどしている提示だ



また、せんたくを、

ふたつにして提示してみせるやりかたは

じつは、心理誘導の手腕であり

無意識であっても、

それを使う時

そこには

支配したい気持ちがある

※どこかで支配を受けていると気に持ちやすい



……



「せんたく」を勝手に二つにわける

ひとつを「あかるく」する(ポジティブを列挙する)

ひとつを「くらく」する(ネガティブを列挙する)

※色付け



そのうえで

イエスか、ノーかをせまる



これは選択肢にみせかけた誘導になる



※イエスとノーで

選択肢があるように見られるが

底には

「ひとつの可能性」しか思えておらず

そのことにたいする

「そうするか、そうしないか」になっている



……



きちんと選ぶというのは

思慮そのもので



目の前にたいし

思慮すること、が

選ぶということなのだと思う



……



なにかに、脅されていると

脅すようになるし

支配されていると

支配があらわれるようになる



強迫観念は

視野をせまくさせ

だいたい二択(OKか、NGか)にかえてくる



自分の表しに

そういったことがまじってきたら

どこかで、

(勝手にそうとったものも含んで)

心が脅されていないか、

支配されていないか

あるいは、強迫観念がないか

みてとろうと思う



……



こうした

「じっさいはひとつの道しか

思い浮かんでない」うえでの

選択にみせかけた誘導を

迫るものは

他人や現実とは限らず



己の内心からあらわれ

束縛していたり、する



……



本気で自由な時



未来を

勝手にかんがえた

かぎられた視野で

みたりしないし



まして

かぎられた選択肢に

のせたりしない……