2017-04-23

やだなぁ

かなしいのは

たぶん、みじめさや

はずかしさのほうで



とらえどころのない

きもちの、うらかわには

そんなものが

かくれている



川のなかを

蛇が泳いでいるけれど

だれも、だれも、

蛇に気がつかない



イイ人、と

こころの灯るひとは

なにかすこし

異なるきがする



ただしいひとと

思いやりのある人は

まるで

異なるので



はんらんする

たくさんの

ただしい、ただしい

ただすひとの

こわさと、



そのこころにありそうな

ワタシが、やさしい、

ワタシが、善良

ワタシが、ただしい

に、たまに

とまどう



ひとのきもちを

りかいすると

言わない方が

いいことばりだと

おもう



口をつむがないと

ならないと、おもいながら

だまっていられない、ことがおおい



つまり、はなしをする、とは

……伝える、とは

いいたいことを、いうこと、では

なくて



黙らなきゃならないこと

言ってはならないことを

そいでいくことだと

おもう



……



たぶん、こうゆうことだって

はなしてはならない

《ただす》ひとたちに

悪意はない



ずっと、ずっと、

たんなる善意だ……



たんなる

《ただしい》善意





しかし、思いやりと

善意は

似ているようで

ちがう



真心と

正義は

べつものだと

おもう……





それで、

自分、ではなくて

たにん、を、理解すると

ひとは、言動がかわる……



……



きてれつなことを

特別というのは

なにか、変だとおもう……