中身の入った瓶がありまして
中身をまえに
ラベルがはられているのです

中身を ひとに
つくし つとめ
差し出しながら
ラベルではなく
中身を
つとめ つくし
生きていく瓶は
キラキラかがやいて
たのしそうです
つらくても たいへんでも
どこか たのしそうです

ひととかかわるのは
楽しいことですから


ラベルをもとめる瓶は
途中で
途中で、われるばかりです

どこか

破綻してしまうらしい


瓶も 瓶のなかみも、
ラベルではありませんから
2016-12-05 19:02:43