死にたい時は
 ひとりぼっちだと思った
 ひとりぼっちで
 誰も私を
 分かってくれない と 思っていた

そうでもない時は
独りでいいと うそぶいた
独りが気楽だと こらえて言った

生きたい時は
 ただがむしゃらに
 がむしゃらに
 生きたくて

 生きていることを
 むなさけぶほど
 生きたくて

 私は 傍に誰かがいることを

 信じていた


 分かってくれる人など
 いないことを

 私は知っている


いつだって

なんどだって

どこにだって

傍に必ず 誰かがいることを

 私は知っている





 傍に 誰か

 必ず 手をつないでいること

 知ってる。
(シリーズ: イド )
2009-01-23 22:01:48