すざましい苦しみがありまして、
泣き声もあげられない苦しみがありまして
私は何度も何度も
くるしいと、くるしいと言いました

彼らは「甘えるな」と励ましてくれました
「よくあることだ」と励ましてくれました
「まだましなほうだ」と励ましてくれました

誰も受け止めてくれない私の苦しみは
ずっとずっと深く根付いていたので
私は「ああよくあることなのに苦しんで申し訳ないな」と
思いました

泣くことができなくなりました
苦しむことが出来なくなりました

あの時誰か一人で良いから
泣いてくださいと言われたら
きっともう少し、楽になれたと思います

私は　誰にも受け入れられない感情を持って
なにを言っても　閉ざされた扉の前で
途方にくれていたのです

私になにを　望んでいましたか

人間が好きです