花の星
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ItemStory
> くろしまととかげ
編んでる最中、やけに雨が降っていた
黒いところの糸がほんのわずか金ぴか光る
そんなに派手ではないから
素直に首に巻けるように思う
同じような色のとかげがいて
やはり黒いところがわずかに光る
編んでる最中、小さな黒い瞳で
ずっと糸のうごきをみていた
「これはきっと僕を真似してるんだな」
そっと毛糸を触りながらいう
「だから僕と同じ名前をするにちがいない」
彼はやわらかい白いところが好きなんだそうだ
同じような小さいのをつくって
巻いてあげたら喜んでいた
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2016-09-06
12:56:21
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黒いところの糸がほんのわずか金ぴか光る
そんなに派手ではないから
素直に首に巻けるように思う
同じような色のとかげがいて
やはり黒いところがわずかに光る
編んでる最中、小さな黒い瞳で
ずっと糸のうごきをみていた
「これはきっと僕を真似してるんだな」
そっと毛糸を触りながらいう
「だから僕と同じ名前をするにちがいない」
彼はやわらかい白いところが好きなんだそうだ
同じような小さいのをつくって
巻いてあげたら喜んでいた