いつも
こんなことぐらいで
傷つく自分が嫌だった

いつも
痛みを流し
脅える自分が
情けなくて嫌だった

ふと
もう
痛くていいのだ
辛くていいのだ
これが私なんだと
気がついた

もう

痛いことを
しないで、と
頼むことも

痛いことを される前に
強さを偽り 力を偽り
おびえを隠すことも

しないでいいのだと
気がついた