本当に君は傲慢で 
落ち込むときは 
なにもかも 私の所為だとほざくけど 
けっしてそうではない 
 
本当に君は傲慢で 
全て自分のためにあり、 
あるいはひとつ小さなきっかけで 
自分が傷ついた、辛くなった、悲しくなったと
ほざくけれど 
けっしてそうではない 
 
君の範疇にないことを 
君の所為、あるいは君のためだと 
君は思う 
 
君の行動はそんなに注目されることかい 
 
君が良いと思ったものが 
良いとは限らない 
君が悪いと思ったものが 
悪いとは限らない 
 
君は全てではない 
判断者ではないし 
世界を左右させる命運でもない 
価値観の左右をするものでもない 
ただの石になれない 
傲慢な石だという 
それだけのことだ 
傲慢者の惑い
鉛筆・透明水彩
2010-04-19 15:10:25