神さまはよく
人間のとなりを
歩まれていらっしゃいます
わざわざ、
ちからのあるかたを頼らなくても

心根の深いかたならば
しぜんに、近しい神さまが
幸いやご加護を与えられていらっしゃいます

それは見えないものですが
たしかにあるものです

神さまが与えられることが
どのような現実をもたらすかは
人それぞれかと思われます

きっかけ、や、
気づくこと、閃き、が
幸運だったりもいたします

……

現実をうごき、現実にたずさわるのは
見えないものではなく
人間であります

やわらかな掌で
神さまが人間をふれましても
その目の前の現実に
触れなければならないのは
人間ですから……

運命や、日々これごとを
神さまが
なんとかしてくれることでは
ないのです

人間が現実に触れるとき
ただそっと、その手にそえるように
心の傍らをささえるように
ちからをかしてくださいます