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恐怖のゴキブリストーカー
ゴキブリにストーカーされる夢を見た。
私は友達と何処かの地下街にいた。
そこは白いタイルの道で地下らしく掃き溜めが所々に出来ていた。
なんだか気分が高揚していたので
靴を奇妙に鳴らして道を歩いていた。
カッカッカッ。
するとその足音に魅了されて一匹のゴキブリが掃き溜めから這い出してきた。
「きゃあ」と叫ぶ私。
止めればいいのに、そのままの足どりでかっかっかと近くの本屋に逃げ込んだ。
友達が私の腕を掴みながら「ねぇ、追ってくるよ」と言った。
振り返るとゴキブリはジグザグ歩行で素早くこちらに来る。
私たちは本屋にまで入ってきたゴキブリを、
それぞれ本を手にとってバシバシと叩きだした。、
(実に乱雑な本屋で、本がやたらめったらに積み上げられていたので本を手に取るのは簡単だった)
叩いても叩いてもゴキブリは頑丈で
「へっへっへ、やめときなせぇ」とにやける始末。
私はとても頭に来て、近くに積み上げられていた白い大理石で出来た分厚い本を手に取ると
力一杯ゴキブリに投げつけた。
これにはさしものゴキブリも驚いたらしく、
本が積み上げられている棚の下にある、空間にまた本が積み上げられているのだが、
その本の隙間にねじり込んだ。
「うん、僕もう止める」とその隙間からゴキブリは言った。
「其処は狭いの?」と聞くと「ちょうど良いかな」と言われた。
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2001-01-23
09:00:00
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私は友達と何処かの地下街にいた。
そこは白いタイルの道で地下らしく掃き溜めが所々に出来ていた。
なんだか気分が高揚していたので
靴を奇妙に鳴らして道を歩いていた。
カッカッカッ。
するとその足音に魅了されて一匹のゴキブリが掃き溜めから這い出してきた。
「きゃあ」と叫ぶ私。
止めればいいのに、そのままの足どりでかっかっかと近くの本屋に逃げ込んだ。
友達が私の腕を掴みながら「ねぇ、追ってくるよ」と言った。
振り返るとゴキブリはジグザグ歩行で素早くこちらに来る。
私たちは本屋にまで入ってきたゴキブリを、
それぞれ本を手にとってバシバシと叩きだした。、
(実に乱雑な本屋で、本がやたらめったらに積み上げられていたので本を手に取るのは簡単だった)
叩いても叩いてもゴキブリは頑丈で
「へっへっへ、やめときなせぇ」とにやける始末。
私はとても頭に来て、近くに積み上げられていた白い大理石で出来た分厚い本を手に取ると
力一杯ゴキブリに投げつけた。
これにはさしものゴキブリも驚いたらしく、
本が積み上げられている棚の下にある、空間にまた本が積み上げられているのだが、
その本の隙間にねじり込んだ。
「うん、僕もう止める」とその隙間からゴキブリは言った。
「其処は狭いの?」と聞くと「ちょうど良いかな」と言われた。