粉ゆきがふりはじめた

あたたかな、太陽
くものなか
かすかに、うねり
ひかり

わたしは、笑いながら
そばにいて
愛しくて、ありがたい
好きでよかったと
おもう日が、きた、うれしさは
限りない

静けさを、たたえた湖がひろがり
象牙色の船は
ゆうゆう、すすみ
湖のいろも
空をうつして
あたたかな、乳白色

あなたに、あなたの、よろこびを
あなたに、あなたの、よろこびを

うたえば、君は笑いながら
調子はずれに
あわせてくださる

この世が愛しいのは
やはり、よごれてなどなく
みえないばかりで
気がついたら、ひとは、みな
善心で、けなげで
優しく、勝手なのに

鳥が鳴いております
2012-01-02 11:18:20