白い紙に

やわらかな
白い紙にかかれた文は
きれいな茶色の文字でつらなり
でだしは、多分、で
始まっていました

―― 多分
これだけの
はなしだと
おもったんです


―― いったい
現実は
どう 見ればいいんでしょう

―― どうとでも


―― いったい
君は
どう 見ればいいんでしょう

―― どうとでも


―― いったい
どう 君と生きればいい



―― 異なるひと
うまくいかない世界
わたしどおりには
ならない
現実


―― 違うこと
わたしでは
ないこと


―― 異なる命

―― わたしどおりでは
ないこと


―― 多分
これだけの
はなしだと
おもったんです

白い紙に
それだけ
かいてあった
2011-10-07 21:27:42