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詩
> 虫けらの歌
ひとつほど 誓わせてください
私は なにも持たぬ ただの ものごいですが
ひとつだけ 誓わせてください
産まれて、何があっても、どんな泥をかぶっても
自分だけは、裏切るまい
自分だけは、見捨てまい
ひとつほど 誓わせてください
たとえどれ程の罵倒を受けて、血を吐くまで殴られたとしても
ただの一つも、歪むまい
私は 私の 正しいと 思う道を ただ行きます
ひとつほど 貴方に告げます
自分が 闇に 染まるぐらいならば
舌を噛んで死にます 自分が 醜さを 身にまとうぐらいなら
火に飛び込んで 人を 已めよう
愛しい人 みにくい人
貴方を 怨んでも
憎んでも
私は 闇を 拒むでしょう
貴方を 殺す ぐらいなら
私の 為に 生きましょう
愛しい人よ
貴方の 闇が 消えることを
ただ 夜に 願いましょう
愛しい人よ
たとえこの身が 醜くくずれ
そこにうじが湧いたとしても
私は 私の 光を 求める。
(シリーズ:
イド
)
2006-06-11
00:00:00
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私は なにも持たぬ ただの ものごいですが
ひとつだけ 誓わせてください
産まれて、何があっても、どんな泥をかぶっても
自分だけは、裏切るまい
自分だけは、見捨てまい
ひとつほど 誓わせてください
たとえどれ程の罵倒を受けて、血を吐くまで殴られたとしても
ただの一つも、歪むまい
私は 私の 正しいと 思う道を ただ行きます
ひとつほど 貴方に告げます
自分が 闇に 染まるぐらいならば
舌を噛んで死にます 自分が 醜さを 身にまとうぐらいなら
火に飛び込んで 人を 已めよう
愛しい人 みにくい人
貴方を 怨んでも
憎んでも
私は 闇を 拒むでしょう
貴方を 殺す ぐらいなら
私の 為に 生きましょう
愛しい人よ
貴方の 闇が 消えることを
ただ 夜に 願いましょう
愛しい人よ
たとえこの身が 醜くくずれ
そこにうじが湧いたとしても
私は 私の 光を 求める。