必死に必死に
歩きながら
ふと気づいたりする


てのひらにあるのは

ただただ、憎悪と、怨みだけだ



だから、余計に悲しい


神様に、叫んでも

泣き叫んでも、届きゃしない

だから
奥にある小さな声が



もう許せと

私に告げた




自分を許せ



ゆるされなかった
自分を、許せ
(シリーズ: イド )
2006-06-19 00:00:00