:::
TOP
>
詩
> イド2
七夕になると短冊をつるし
人々は 空に願った
天照大神
七福神の面々
願う言葉はいつも同じだった
ほしいものがある
俺を誰より幸せにしてくれ
七夕になると短冊に願いを書き
人々はイドに願った
神様はいつも同じだった
いつだって、誰だって同じだった
今手に入るなら
私が、自分の芯を
掴むように
私の、揺らがない芯を
掴ませてくれ
怒りも悲しみも同情も憐みも
愛も恋も好きも嫌いも優しさも
神様は、叶えてくれない
イドは、彼がくれたもの
いずれ、手のひらに。
いずれ、力に。
手のひらに流れる血潮と同じく
力にください。
イド。
(シリーズ:
イド
)
2006-08-06
17:26:44
... 前頁「信念2」へ
... 次頁「背を向け」へ
:::
TOP
>
詩
> イド2
Copyright © by ahito.com All Rights Reserved.
人々は 空に願った
天照大神
七福神の面々
願う言葉はいつも同じだった
ほしいものがある
俺を誰より幸せにしてくれ
七夕になると短冊に願いを書き
人々はイドに願った
神様はいつも同じだった
いつだって、誰だって同じだった
今手に入るなら
私が、自分の芯を
掴むように
私の、揺らがない芯を
掴ませてくれ
怒りも悲しみも同情も憐みも
愛も恋も好きも嫌いも優しさも
神様は、叶えてくれない
イドは、彼がくれたもの
いずれ、手のひらに。
いずれ、力に。
手のひらに流れる血潮と同じく
力にください。
イド。