嬉しいことが 悲しいのは

泣きたいほど 悲しいのは


それが一瞬だって わかっているから



いずれもろく 崩れて また

どんな怒声も

どんな泣き声も

届かなかった 日々に戻ると

この身も この芯も

知っているから



だから

喜べる時に 一緒に居れた事が

それでも 一瞬 傍に居たことが

耐えようもなく

痺れるほどに

悲しく 嬉しいんだ
(シリーズ: イド )
2006-09-22 18:19:01