鳥鳴いておりまして
風鳴いております
あれ空の鳴き声

私には たくさんの
嫌なことが ありました

鳥鳴いておりまして
月は昼に隠れ
日の光さえ
ときに 雲に
みうしなう

あら いかがいたしましょう と
申し上げましたら

 愛をしんじなさい

 忘れず
 うしなわず
 うしないかけたら
 やすみ
 たちもどりなさい

しかし うつつに
愛は 助けになりましょうか


 人の行いに
 想いが消えたら
 なんにもならない

 無垢な愛からの行いが
 人のそばに人を作る
 だから 愛を
 信じなさい

と おっしゃる

それでも それでも
私は なんべん
申し上げましても
まるで 現実には
愚かに思われます
手段でないように

はは って 笑いなさる
ははは

 せせら笑われて
 ばかにされて
 それで
 たしかに
 かまわない

 人はみな
 愚ろか者の一人だから
 愚かを恥として
 賢いようにふるまうのは
 身丈を忘れることですから
 よいことだとおもいなさい

風 ふうっとふいた
あたたかい

 ばかにされて
 頭を下げることができたら
 こころ 深く
 自由になれる
2011-05-03 17:50:56