ふぐう

古いものを捨てなければ
新しいものが手にはいらない

わたしが
わたしの
幸せを
ねがったとき
試練がむき出しに
はっきりと 目の前に
さしせまった

それは こだわってきた
不遇をうむ古いものだった
それが
不幸のわだかまりだった

 きがついていた

それを手放さなければ
幸せをつくれないと
わたしの運命は
わたしに いちど
 越えるべき試練をあたえた

 すてる試練を


 身からでたさびを
 けずるとき
 わたしは
 いままでしらなかった
 くつうをおぼえた



あたらしい流れ
生きるべき流れを
求めるために

不遇な境遇
けれど
ほんとうにそれを
私はいつ
捨てようとしたんだろう
甘えていなかっただろうか
もがこうと
捨てようと
しなければ
ある程度 この
ある程度 あまえられることが
できる
不満な周り
不満な仕事
不満な自分
不満な生活に
しがみつくことが
できると
ゆりかごのような
ねむりをもとめていた
たしかに
その

不満を感じる 私に

のりこえろと
2011-07-02 12:09:25