向島百花園へ


長いこと雨の日が続いた
行こう行こうと思って
なかなか行けない

日当たりの良い日

向島百花園

草花がたくさん咲き乱れ
あいまあいまを縫うように
道がながれている

ベンチがたくさんあってとても良い


すこしめぐってハギのトンネルへ


トンネル前に
綺麗な花が咲いている

圧巻のハギトンネル


ハギのにおいが気持ちが良いと聞いたので
めいっぱい鼻に空気を吸い込んでみる
ふがっと音がして
ちょっと甘いような香りがした
気がした



止まっては写真を撮る

ぶんぶん虫がいて
止まると怒るのである
ぶぶぶんぶぶぶんと
抗議するように羽音を瞬かせる



「わかったよ」といいながら
退散する


蚊にたくさんくわれていた

きんかんさまさまである
見るとところどころに
長袖長ズボンのカメラマンがいらっしゃる
もしかしたらこれが
蚊に刺されないコツなんじゃないかなぁ……


回るような道を歩んで
少し散策してみる
たくさんの草に囲まれて
石碑が残されている

昔の人の
有名人なのだろう
俳句や絵が描かれていた

じゃっかん、薄れているが
雰囲気は残っている

この庭園は、昔の骨董商の方が
交流のあった文人墨客の協力を得て
つくられたらしい

その交流のあった方々の書や絵なのだろう
なんとなく、江戸のころの賑わいが思い起こされ
庶民のたのしみを思う

「この人はすごい」と
云われていた、
好かれていた方々なのだろう

岩に描かれた絵も詩も
どこか心に残る良いものだった



別のレンズも持ってきたので
装着しなおして
もう一度ハギのトンネルに行ってみようと思う

撮り方が異なるので
椅子に座って、ひといきついて
リセット




やはりぶんぶん虫がいて
立ち止まると
すごく怒ったように
羽音をなお高くするのである


キーなんなのよこの人間!
わたしのテリトリーに
ナニハイッテキテンノヨーッ


ビビビビビビビと
鳴り響く音に
追われながら
早撮りして逃げる

途中でちょうちょが
なぜか私の腕に止まっていた



売店で甘酒を頼んだ
味わうつもりが
日差しが強くてのどが渇いていた
一気飲みしてしまった

へちまがぶら下がっていて
涼しげだ

昔、祖母がつくってくれた
ヘチマのたわしを思い出す
程よい硬さの良いものだった




帰ってみたら
なかなかぶれていて
うまく撮れていない
オールドレンズは難しいのだ
ビューア―ではよく見えるのになぁ
残念であった

Link : 向島百花園

江戸時代の骨董商「佐原鞠塢」さんが
文人墨客の協力を得てつくられた
草花が島のように点在し
道が川のようにくねり
それを取り囲んでいる庭園
ほどほどの広さ

開園時間
午前9時~午後5時
(入園は午後4時30分まで)

入園料
一般   150円
65歳以上 70円

もより駅 
東武スカイツリーライン「東向島」徒歩8分
京成電鉄押上線「京成曳舟」徒歩13分
都営バス 亀戸-日暮里(里22)
「百花園前」下車 徒歩約2~3分
(ホームページより転載)
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2024-10-05 09:00:00