くだまくもんがあって
ぐだぐだぐだぐだ
くだまいとる




くだまくもんがあって
ぐだぐだぐだぐだ
くだまいとる

すがたはないし
かたちもない
ぐねぐねぐねぐね

混沌混濁して
ぐたぐたしとる

……

ものをみるとは
わりあい、つよくて

かたちのなかに

かたちなきもの
おさめて

やりとり……

……

とある天のものは
かたちなきもの
かたちのなかにあたえるという

……

天のものとにていて

かたちも すがたも
ほんとうは なにもなく

すがりつくように
くだまいとるものに

かたちのなかに あたえいれて
やりとりしとる

……案外 つよくて
案外 すばらしい

……

どう見えてもよくて


どう見えてもよくて


視は だれもが それでいいと
いわれている


その目が この世に
必要とされとる……

……

かたち ほんとうは
なにもない

だから

こそ

あやうい 

……

ひととクダと
わけられぬものは
わからぬままだから

見て分けるもの

見て分けるから
見てとれるから

必要とされとる

……

ひとのこころは ひとなりて

ひとをけしては
いきられない


ひとを もどす

それは ひとをみる目だ

……

みわけるこころ

みなせるこころは

慈悲に満ちる

しんがんといわれる