:::
TOP
>
詩
> きんぎょばち
消えてなくなれ、きんぎょばち
あかいきんぎょ、ゆらゆらゆれて
消えてなくなれ、きんぎょばち
この世界はひとつとしてトドマラズ
なにもかもが動いてる
時として時として人をにくみあいしきらいになって
この世界はひとつも動きを止めることなく
消えてなくなれ、この涙
なにもかも、うごきながらも
消えてなくなれ、この心
時に泣いて時に笑ってひとびとは生きて行く
何にも感じない人がいるならそれは多分うそつきかどちらかで
人とかかわるたび私の何かが崩れ人を愛し人を憎み
消えてなくなれ、この世界
憎みし怨みし悲しい世界
きえてなくなれ、この想い
きんぎょばちの金魚は何にも考えてないかのようにゆらゆらゆれています
それでもきっときんぎょなりになにかを考えているのでしょう
あるいは金魚を愛し金魚を憎み世界を憎み世界を愛しきんぎょとして
生きているのでしょう
(シリーズ:
イド
)
2005-07-09
00:00:00
... 前頁「みずしらずの人に」へ
... 次頁「ししか」へ
:::
TOP
>
詩
> きんぎょばち
Copyright © by ahito.com All Rights Reserved.
あかいきんぎょ、ゆらゆらゆれて
消えてなくなれ、きんぎょばち
この世界はひとつとしてトドマラズ
なにもかもが動いてる
時として時として人をにくみあいしきらいになって
この世界はひとつも動きを止めることなく
消えてなくなれ、この涙
なにもかも、うごきながらも
消えてなくなれ、この心
時に泣いて時に笑ってひとびとは生きて行く
何にも感じない人がいるならそれは多分うそつきかどちらかで
人とかかわるたび私の何かが崩れ人を愛し人を憎み
消えてなくなれ、この世界
憎みし怨みし悲しい世界
きえてなくなれ、この想い
きんぎょばちの金魚は何にも考えてないかのようにゆらゆらゆれています
それでもきっときんぎょなりになにかを考えているのでしょう
あるいは金魚を愛し金魚を憎み世界を憎み世界を愛しきんぎょとして
生きているのでしょう