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詩
> みずしらずの人に
みずしらずのひとになさけをもらうほど
つかれきっているわけじゃない
みずしらずのひとにどうじょうされるほど
ふこうなわけじゃない
あわれみなんかいらないから
たぶんひとつもいらないから
だからもうだいじょうぶだから
みずしらずのひとになさけ、もらっていきるほど
かなしいわけじゃない
みずしらずのひとにあいをもらっていきるほど
つらいわけじゃない
ただすこしのつまづきだよたぶんこれは何ごともなくすごすほどつらくなっていくのと似ているだからへいきだからあんまり心配しないでこんなつまづきぐらいのりこえられるから、へいき
あるいていると小石みたいなできごとに
たびたびつまづいていたたたたってなって、
それでもくつがわるいのか足がわるいのか、わからないけれど
みずしらずのひとがわたしをみているから
もういちどたちあがれる、なにをもらっていきるわけじゃないけれど
ただもういちど、たちあがるまで。
小石を蹴ってみると軽い音がした
小石と私は似てると想った。ただそれだけ。
(シリーズ:
イド
)
2005-07-09
00:00:00
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つかれきっているわけじゃない
みずしらずのひとにどうじょうされるほど
ふこうなわけじゃない
あわれみなんかいらないから
たぶんひとつもいらないから
だからもうだいじょうぶだから
みずしらずのひとになさけ、もらっていきるほど
かなしいわけじゃない
みずしらずのひとにあいをもらっていきるほど
つらいわけじゃない
ただすこしのつまづきだよたぶんこれは何ごともなくすごすほどつらくなっていくのと似ているだからへいきだからあんまり心配しないでこんなつまづきぐらいのりこえられるから、へいき
あるいていると小石みたいなできごとに
たびたびつまづいていたたたたってなって、
それでもくつがわるいのか足がわるいのか、わからないけれど
みずしらずのひとがわたしをみているから
もういちどたちあがれる、なにをもらっていきるわけじゃないけれど
ただもういちど、たちあがるまで。
小石を蹴ってみると軽い音がした
小石と私は似てると想った。ただそれだけ。