ミニノベル
妻であった「ユキ」さんを亡くして、「螺子」がおかしくなっていた博士は、この病院に入院した。
「十せんせい」と呼ぶととても嬉しそうにしてするのでそう、呼んでいる
十せんせいは、
ユキさんが生き返ると信じてる。
絶望の想いを、なんとか、癒したかった。
純愛サウンドノベル
「十せんせい」と呼ぶととても嬉しそうにしてするのでそう、呼んでいる
十せんせいは、
ユキさんが生き返ると信じてる。
絶望の想いを、なんとか、癒したかった。
純愛サウンドノベル
ミニノベル
路上でうたを歌う僕は、大事なものが一つあった。鳥かごの「小鳥」。この世でいっぴき、僕を愛してくれた…。ある日、僕の元に、男が現れる。「君のうたは、いい」そう、言って…。
何度、人を憎みましたか。
何度、人を憎みましたか。
ミニノベル
カウセリングルームで知り合った、
戸内が逃げてから一時間。
雪の中、
やっと探し当てた戸内は
ナイフを握っていた。
希望がない。
夢がない。
おんぼろの体
おんぼろの心。
人なんてさ。
救いなんて
ないんだよ。
暗闇のゲーム。
戸内が逃げてから一時間。
雪の中、
やっと探し当てた戸内は
ナイフを握っていた。
希望がない。
夢がない。
おんぼろの体
おんぼろの心。
人なんてさ。
救いなんて
ないんだよ。
暗闇のゲーム。
ミニノベル
一万年降り続く雪。それが、心に巣を食っている。雪の日にダンボールで捨てられていた「僕」は、「彼」にもう一度捨てられた。その日、彼を殺した―…
あいしてる、が、いえなかった。
孤独と雪と、恋の物語。
あいしてる、が、いえなかった。
孤独と雪と、恋の物語。
ミニノベル
これは、底辺で生きている人間の、物語…。捨て子である「俺」と、吉八(よしや)は、町外れの工場で働いている。噂ではもうすぐ工場は閉鎖されるらしい。希望の無い、灰色の日々。愛って
しあわせって
なんですか。
小さなサウンドノベル。
しあわせって
なんですか。
小さなサウンドノベル。
ミニノベル
特に語れる物語じゃない。小さな二匹の生き物が、少しだけ寂しそうに語り合っていく。―この間ね。
語れる物語じゃない。
ただの、小さな。
出来事。
語れる物語じゃない。
ただの、小さな。
出来事。
ミニノベル
「猿」。サーカスに引き取られた「子供」は、調教師に、人でない、「猿」として、育てられていた。心の冷えた調教師。それが「彼」の名前。調教師は「猿」に言葉を教え、笑われることを教えた―…強くなりたい。誰より、何より、貴方を守りたい。
これは、人でない。猿のお話。
これは、人でない。猿のお話。
電車が通るたび赤く、光っていた。
小さな物語。