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小説

series:みえないもの・闇

2017

2017-11-07 09:01:08 海の底のネメシス
海底のネメシス それの記憶がはじまるのは 海の上を滑るらしい 船底からだった まわりにはたくさんの人がいて うめき、血を吐いて のたうちまわっていた それが朧気なものをたどれば (……)
(4234文字数)

2017-10-16 19:53:18 朽ち果てる音
百日紅の樹の下で たちぼうけながら あの人は 百日紅、猿が滑るとは ほんとうかしら、と 言われます …… たくさんの木の実がついた 木々の下を通り抜けると 舌がたくさんに千切(……)
(1445文字数)

2014

2014-01-23 21:22:58 賞状
それは、一見肉でできた球根のようにみえた 少し葉とはなのつぼみのようなものが さきにでていて それがきたならしい歯と唇をもち 腐りすえたにおいを まいていた そうして小さな声で ねが(……)
(2894文字数)

2013

2013-11-27 21:26:24 菩提樹の下
神様、この世はたまに暗く ともすれば危険ばかりに見える だから 微笑みをください ひとを喜ばす 考えとあかりをください ひとのよろこびを ともしびに 歩いていくから (……)
(2970文字数)

2013-11-14 21:26:47 虚像の人
あたしあんなに奇妙で醜いひと始めてみたから とても戸惑ってしまって、 ひとにたくさん、あの人はなんなんですか、と 何度もきいてしまった 聞かれたひとたちは皆曖昧に笑っているような、悲しいよ(……)
(5501文字数)

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Tag : [ 天部 ]

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