苦難と歓喜


「自分はこの世の何のお役に立てて幸せを思うか」と
いうのが、人の役目なのでしょう

これが見つからない間
人は、自分ではないものを自分に着せて
自分以外のだれかが矛盾をなおすべきだと
 理想を作るべきだと騒ぐのです

自分はこの世のひとつ
ひとつとしてなにのお役に立てて
幸福になれるか という

 思いやりの表し方
 愛の伝え方
 ラブレターの書き方

人生でになう愛の表し方

それが 人の役割です
それがわからない間
人は 自分ではないものに頼り
 自分を失い 世間にのまれ
 おびえながら生きるしかないのです

本音に怯えを抱えた人は
おもてに毛皮をつくります
それは傷つけられないためにつくった
自己愛と他否定のからです

 他否定は、自分以外のものを 拒絶するのです

 それは 自分以外のものが
 まだ怖い時に あらわれるのです

無理に生き急ぐ必要はないのでしょう
ただ 人が求めるべきは
自分の顔なのです
 この世の役割の ひとつを
 愛を伝えられる やくめを
 見つけることなのです たぶん

思いやりの具現方法が
人のやくめ
それが 生きる価値だとわかったとき
 あなたは いまよりの苦痛と いまよりの
 よろこびに 打ちひしがれるでしょう

生きる喜びも生きる苦痛も
 まだ わからないまま
 おおくの苦難を前に
 ひざを おらないでください
2011-07-10 11:08:38