視界

いつからか、
だれかが何かをみつけて
それで自分の欲が満たされて
とても良い思いができるので

ちきゅうを おもちゃにして
おもちゃではないのに
すべてが
ぼろぼろになっていくのも
気がつかないふりをして

その後始末を
誰かに押し付けて
知らんふりをしております

あなたは、未来が
見えないらしいので
ひとあしさきに、
あなただけを、
あなたが「選択」し続けた結果
おこるみらいに
連れて行きたい

それを、あなたの心と体で
味わってほしいと
私は願ってしまいます。

あなただけを、連れて行きたい。
そこにおこるのは
あなたの想像を絶する
心の孤独です

誰かに支えられていながら
それに気付かないあなたは
威張ることができても、
愛も思いもなく
だから、
涙がしみこむ孤独を知らない

ひとりをしらないから
ひとのありがたささえ
いのちのありがたささえ
その、尊ささえ
わからないのでしょう

あなただけを
この先の未来に連れて行きたい。
あなただけを
この先の未来に、連れて行きたい。

あなたが、あなたの欲をもって
ひとなんか、どうでもいいと
かいはたいて
人のありがたさも
今のありがたさも
命の大切さ、尊さも
因果の恐ろしさも
あなたが、どれほど
周りの人に支えられながら
周りの人を、無碍に見下し
ばかはなにもわからない
そういいながら
ささいなこととして
軽視し、あつかったかを

あなたの骨にしみこませたい
あなただけを
この先の未来に連れて行きたい。



あなたはまだ
隣に、大切な人間も
愛する人も、居ないのだろうと
思います

あまりに、他人を
大切にできていないからです
ささえあいの因果で
人は生きておりますのに。

あなたの愛する人
あなたの大切な人が
できたとき
人の想いを
あなたの骨に、教えたい



泣いてる子供の声
傷ついた大人の泣き声
絶望の声

あなたに伝えたい
たくさんの音は
きっと あなたに届かない
そう、思ってしまう
私を、お許しください

あなたは、
「欲しい」しか持っていない
大切なものも
守りたいものも
愛する者も
おさなごの未来も
この地の愛しさも
生きていく喜びも
持っていないから。



いつも、今しか見えない人は
いつも、自分だけが
よければいい、
自分が、いま、
欲が満たされて
笑えればいいのだ、
そう いわれます

そういうものしか見えていない
ですから

すこし
視界をあけてほしい



おしまいになりますが、
おげんきで

人間の、幸せを。

かしこ
2011-10-01 23:43:39