花の星 >> 詩 > ()

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... 2023-09-13 10:31:57 ... ... 君は君を
天津草原に
こころのひとがおりたって
美しさに
泣いていたよ

タンポポの花が
たくさん揺れて
金色の地平
遠くから赤色の
日の光がのぼっていった

君は君をやりなさい
君は君をいきなさい

誰にもならず
名を偽らず

君は
君にあたえられた
息吹きふかい
いのち

恩恵

君は君というの名の
たったひとつの
この世の恩恵

君は君をいきなさい

日の光のもとで
しずかに
タンポポのはな
そよいでいたよ

... 2023-08-28 10:38:21 ... ... 渇いた空
渇いた空の下に
とうとうと
水の湧く処

ただ
ゆっくりと
しあわせに
だいじに
からだがやすまりますよう

よく眠れますように

おなか一杯おいしいものを
食べられますように

愛しい人に
ただ そう
思うだけらしい

ただ そう
願うだけらしい

... 2019-10-10 11:10:40 ... ... 道
道はたいていは
二つか三つで
草は祈るようにしているらしい
愛とか、優しさとか
そんなのが多い道を選べますように、と
誰かがいっていたけれど
歩くのは結局は
誰も変わってやれないそうだ
道は二つか三つで
いつも、草は
祈りながら
選んでいくらしい

... 2019-10-10 11:08:16 ... ... 月
私はなぜなんかはしらないんだ
夜におまえが泣いていたのを
月が観ていて
ねむりにつくころ
守りにきていたよ
優しい明かりの掌は
ふれることもできないだろうが
確かにおまえを慰めていた
私はなぜなんかはしらないんだ

... 2019-04-24 13:35:31 ... ... 目指す場所
君は幸福を目指している
たとえ、いま、くるしくても
君は幸福を目指している
たとえ、いま、ないていても

とおりすぎる日々の
灰色にこだわるな


君は幸福を目指している

そして君が幸福だと
嬉しいものも
世界のあらゆるところに
息づいている

(君が泣いているとき
かれらだって、泣いているんだ)

... 2018-11-30 19:14:54 ... ... よろこび
この世のよろこびがあって
なにか とても
よろこびがあって
あなたが此処にいて
わたしが此処にいることなんです
命が脈打って
日々生活している

この世のよろこびがあって
とても なにか とてつもない
よろこびがあって
それは

あなたがここにいきづいて
わたしもここに生きていることなんです

... 2018-11-27 09:56:30 ... ... ひと
時に怒り
時に泣き
時に嫌い
時にみとめ
こころ、喜び分かちあい
隣を歩くもの、友

傍らよりそうもの、愛

いつか超えろと
おしげもなく
己をあたえるもの
師

... 2018-11-18 16:34:51 ... ... 明日
明日はいまより良い日になる
雨が降っても
太陽がさしても
毎日、時がすすんでる
時は、すでに経ち続け
とまっている日は
いちどもなかった
明くる朝、毎日
より良い日になる

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