無駄になる話を
あおぐろい
きれいな袴をまとったかたが
されている



無駄になる話を
得意になってまきちらすものがいる

それは、ひとの心に
耳を傾けないもの
状況を知ろうとしないもの
おのれこそは
無知無明でないという
愚かな者のくちからでる

そうして
いやらしいね。と
いわれる

きめつける
また、上か下かの視野がある
つねに
上になるために
きめつける……

こころ
きめつけで
あいまいなふらつきを
おちつかせるのだろう

それで、
日に日に
まわりに復讐のきもちや
憎しみのきもちが
たかまり
つのっていくのだが
それは、じぶんでは
気がつかないものなのだろう

……
わたしは友達に
言うてくれる方々がいます
わたしの姿を言うてくれます
何時
己を失うかわかりません
己の姿はみえにくい
ひとの姿はよくみえる
だから、伝えあおうと
約束したのです……

天の上から音がしている
たいそうな音だ

ひとの姿が
己のものより
よくみえるのは
協力しなさいと
いわれているように
思えるのです……

かれは少しおし黙った

信頼できる方がいることは
よろこばしいことです……


しばらく
ふたりで
天の音を聞いていた
があんごおんと
響いている
青い音

醜いものが嫌いなのだ……

そう、吐き出すようにいわれる

そうしたことを削ぐのは
努力などいらない
鏡を見て姿を整えるようなことだ
よゐこぶることではない

みにくいものは
ひとの、なにもかも
こころも、ありようも
きめつける
きめつける……
上と決めつけているのだ、
おのれを、無為に
己こそ無知ではないと
知っているものだと
あれらは
己が、
決めつけでできている
だから、えんえん、
ひとのことも
きめつける

わたしも、いかりで
いまは醜いな……

そういって、わらわれるから
首をふって否定した
髪はふりみだれ
目から濁った涙がながれ
牙がむきだしですが
美しいですよ