いのち

命のなかには 履歴書のように
ながれがかいてあります
何年生まれ、なになにじん
そんなものではないのです

命の中には
たくさんの
古来命がつむいできた
そのむかしが
永劫のむかしが
つまっているのです

そして
わたしというのは
なにをしたくて
うまれました、と
命には、かかれているのです

自業自欲 こだわりをもつ
わたしだけがほしいとか
わたしだけが特別になりたいとか
わたしだけ、の
その想いを
すべてほうりだしたとき
それにつきあたるのです

 ああ、 わたしは
 えがきたい

そんなふうです

だれもその命に
穢れをさしこむことは
ゆるされていないのです

どの命の歴々のむかし
永劫のむかし
つむがれてきた
その時々の
ひっしの命の流れに
穢れをさしこむことは
ゆるされないのです

たとえば あなたは
あなただけが優れていると
たまに感じるでしょう
だけどあなただけがあなたであるだけで
だれも誰と比べて優れていることはないのです
あなただけが あなたでいれるのです

もし命のやりたいことが
わすれそうになったら
胸を前に心音にじっとみみをすませてください

 あなたが ほんらい 
 いきたかったみち
 やりたかったこと
 おもいたかった にないたかった
 いきかたは

心音の中にただひたすら光り流れております
2011-07-08 10:50:48