きらめき

きんきんきらきらの
ちいさな木琴を
きらきら ならすような
こまやかな
ちいさな 綺麗な音が
鳴り響いていました

私は河原にいて
白く光る花と
優しい光のつぶに
あなたと手を
つないでいました

なんにも話すことはなく
わかってほしいこともなく
ただ隣にあなたがいるから
嬉しかった

貴方は、ふ、と
余裕がなくなるからね
と いわれました
つらいけどね
大丈夫だから

君はね 思うよりタフだ


現実の余裕と心の余裕は
別にあるのね
笑ったら
君は わかってきたから
そう 笑って
それがなにか
わびしいようでした

群青のそらに
たくさんの光
星がうたう
ちいさなきらめき

ちか ちか ちか
かち かちり ひか

私は歌いたいと思います
口を開いたら
でも 歌いたい歌が
うまく見つからなかった

優しい明け方の
白く大きな鳥が
あっちからこっちへ
ゆっくりした
大きな鳴き声をあげながら
すぎていきました

月は白く銀色に
まあるくまあるく
光っていました

優しい明け方の星が
きんきんの歌にあわせ
また みんなで
きらきらのおうたを歌うようです

はあ らゃ きら いい
はあ や まあ たい
かあ や きゃ みぁ

みんなでみんなが
大切なんね
笑ったら
地に足つけて
生きていくと
忘れがちだけどね

やあ た はい やあ
やあ よ きゃ かあ

星のちいさなうたうたは
ようやく良いように
なってきたようです


ああ 大切だな と
思いました
2011-10-28 12:57:06