あっぱれな

どなたさんが
水をまいて
道路はてかてかひかかっててよ

すこしやつれたきもちで
生きるなんてだいぶやっかいだとおもいながら
空を見上げたら
笑っちまうほどの
あっぱれ晴れでよ
なにか、青い中にちゃんとお日様もあるから
どうしようもないな、と
思ったんだ

小さい白いへびっこが
ひなたぼっこしていてよ
きぼうなんだか
ぜつぼうなんだか
わからんね
なんだかね　なんて
いうんだよ

どうしようもないなんて
わかりながら
できることおいてくしかねぇ
それぐらいしかできねぇし
なんになるとはおもえない

誰のために自分は居る　自分のために決まってんだろ

ああどっかで
弁当でも作ってくいてぇ
しらねぇよ　人のことなんか

どっかでアルルカンかドンキホーテみたいになって
いつか笑わせたら最高だ
あいつら　ナニ考えてんだかまったくわからねえ
俺と同じものでできてるくせによ


うかがいあいなんて
ざまあないねえ

どうせなら
あっぱれなバカになりたい
King of fool.　バカぴかいち

笑わせたらいいんだよ
頭いいなんてよ
ざまぁねぇな　ちゃんと好かれることさえ
できやしないくせに
おまえ　まだ
賢いつもりかよ


　おまえが一番好きな　人からの好意も
　ちゃんともらうことさえ
　できないくせによ


どうせなら
あっぱれなバカになりたい

　ざまぁねぇな　いつから
　自分が　自分のものに過ぎなくて
　せかい　いっぴん　
　誰のためにもならないこと

　誰とくらべても　仕方無いこと

　きがつけたんだ


柵は越えられたか




　みんな　いいよな

　みんな　いいよな

　生きてていいじゃん　すごい空だよ
　広いもんだね　綺麗なもんだね








見上げたら空は晴れててよ
泣きそうになった　笑ってしまった
ああ　あっぱれな　空だよな