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情緒散文[Year.2011]

2011

2011-12-13 22:58:56 不遇
―― そう いえば 思い出したのですが 猿 が 岩の中の 穴の中 手を入れて 果実をとろうとして 手を握り締めて 穴から手が出ない その 痛みに いらだち 嘆く  そう、自身の不満は (……)
(362文字数)

2011-12-03 16:51:53 言葉
そういえば あなたは 真白い花のような とおりの良い歌声で ただひたすらに ろーりぃうー と うたっている ―― それで ―― 大切なものを  ひろいだすより   手元にある あ(……)
(378文字数)

2011-11-26 14:00:21 赤い月
赤い花が ばあばあ咲いてさ きれいだった ―― 人の生き方に 意見なんか ださずにいけたらね ―― あんたの思いに あわないやつ そんなん たくさん いるだろう あか(……)
(349文字数)

2011-10-17 21:02:29 蜜蜂
歩いていたら みちぱたにいた 蜜蜂が耳に寄り ささやいた ―― きみ プライドで ごはん 食べれないけど プライドで したしい友と 壊れる日もあり プライドで 痛み癒す時を (……)
(181文字数)

2011-10-07 21:27:42 白い紙に
やわらかな 白い紙にかかれた文は きれいな茶色の文字でつらなり でだしは、多分、で 始まっていました ―― 多分 これだけの はなしだと おもったんです ―― いったい (……)
(364文字数)

2011-08-19 20:13:40 幼稚恋
ああ だめだ と  蛙は いいました  ああ 駄目だ  せめて 好きは すきとおっていて ほしい  ああ だめだ  だめだ と  かえるは いいました だめだ と (……)
(366文字数)

2011-08-10 22:22:58 疲労
あたまが つかれてしまって そういったら となりにいたウサギは クスクス笑うのでした わたしのあたまを やわらかな毛耳で 三回撫でて 絶望 苦しみから 逃れたいと あ(……)
(337文字数)

2011-02-28 18:36:36 鈴虫
りいりいって 季節はずれの鈴虫が鳴いていて お月様にかげがかかって こまかい雨が ふっていた それで、お師匠さまは あのねえ、っていったの あのねえ、あのねえ 守れることは、すくな(……)
(428文字数)

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