夜にほんわかほっほと眠っていたら
背中になにかビシッってあたる


ねぼけまなこで
「んん……なに?」と
おもいつつ
ビシッってあたるものは
部屋にない→とんできたっぽい→虫……




「(ピアニッシモ)~~アィイイイイイヤァァァアイヤァアアィイイイイイ(フォルテッシモ)」




小さな声から大きな声までカバーする
細長い叫びごえをはっしながら
錯乱しながらとびおきて
何故かコロコロで
布団をたたきまくり
電気をようやくつけて
「非ィギイイイイアイヤァァァァ」
と叫びながら
ゴキジェットのある部屋に逃げ込んだら
家のひとが
「なに!?なに!?
発情期のねこのまね?!」と
いいだすしまつ


無事退治できたけれど寝不足だ
ビシッって。ビシッてぇ……


「地獄の雄叫びのまねかとおもった」と
あとでいわれた
Series.日々徒然
紫陽花と夜のビシッ(ゴ●●●注意)