朝方にふかふかと
白い花をみていた

天神さんはなんにもいわずに
こえのない歌を口ずさんでいる

……

同じになることは
ありえず
すこしずつ、だれもが
ことなるという

それは
ちがう見方が
それぞれ必要で

好きか、嫌いかは
気にしなくてよくて

むしろ
このましい見識をうけとり
ことなる視野に
思い馳せ

うけとり、
まなび、まなんで
ようやく
わかるようになるらしい

……

結局、あゆむこと
みわけ、きめることは
己でありますから

みえないもの、みえないちからに
あるじをわたし
依りますと
くるいますから

己のこころは
己が主でありつづければ
くるうことなく
すすめます

……

無知というのは怖いことですが
無知であるとわかりまして

わりあいアホウでもありまして

わりあい出来ないことも多く

そうすると
ひとのちからが
わかりまして

ご姿勢と、ご尽力も
わかりまして

自分も
自分をやればいいんだ、と
こわばりぬけて

それはなんだか
必死になっていたころより
とても、楽なことです