こころ

夕日はさんさんに
川べりにてっていて
川はたくさんの光を流して
すきとおっていた
底にある小さな光る石まで
太陽の光をぴしゃりぴしゃりと光らせ
魚が楽しげに涼しげに下る姿がみえた

そのこころなのです

 カエルが言いました

 態度でも 行いでも ない

 その根の こころなのです

 いいえ こころなのです

 あなたの姿かたち 行いの形 それではないのです

 ええ こころなのです

受け入れという心の形に 私は咲ますでしょう

拒絶という心の形に 私は枯れますでしょう

 いいえ ええ 心なのです

 行いの形 それは 表です

 ええ 心なのです

 行いの根にある あなたの心の形

 その 形により

私は 人の 行いにより 態度により

 思考により 欲により

 望んだ花ではなく

 本当に 必要な 花をさしあげたい

そう 想い申し上げたら

ええ こころなのです

 そうおっしゃった

 ええ こころの 形なのです

 カエルがいいました

ふ、と思ったので お聞きしました

 あなたは御使いの蛙 見蛙

 あなたのお名前は そのものが問いとおききした

 そう あなたは ミカエル様

 そう かえるは カエルですものね

 姿を 見かえる あなたは

 御使いの蛙さま

 そう お伝えしたら

私は単なる蛙ですよ、と
げこげこ笑って おっしゃった

 そうね 私の頭が おかしいのだろう

 ふたりで笑って おかしかった

そのあと川辺でうたをうたった
2011-08-31 12:14:56