花の星
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詩
37 page
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2005-07-09 00:00:00
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Series :
イド
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ma-to
まとはずれの言葉や慰めなんかどうだっていい
ただここにいて、ただいっしょにいて、
ただふたりぼっちでいたいだけ
まとはずれのこころやなみだなんかどうだっていい
あんたが必要なんじゃなくて
あんたの想い、それだけでいい
まとはずればっかり言ってる口
だまらせて
ただふたりぼっちで座ってるだけでいい
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2005-07-09 00:00:00
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Series :
イド
...
あかちゃんみたいに
あかちゃんみたいになけたらいいのにね
おとなだからなけないけれど
あかちゃんみたいにわらえたらいいのにね
あいそわらいもおべっかもなくて
おとなはあかちゃんみたいになれないから
あるくたびにつまづいて
乾いたこいしをのみこむんだ
だからあかちゃんみたいに
なけたらいいのにね
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2005-07-09 00:00:00
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Series :
イド
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大丈夫
大丈夫、
ここにいるよ
大丈夫
君はここにいる
なんどもおそいくるう嵐
はっしはっしと逃げ惑っても
なんどもきみは倒れるだろう
それでも大丈夫
君はここにいる
生きている限り
ここにいれる
大丈夫
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2005-07-09 00:00:00
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Series :
イド
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ぼくは
ぼくはきみの言葉が好き
それはとても奇跡のように
ぼくはきみの想いが好き
ぼくをあいしてくれるから
きみにであったことが
ただひとつの奇跡というなら
ぼくはきみをしんまであいそう
ぼくはきみのちっぽけな
とおりすがりのやさしさが好き
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2005-07-09 00:00:00
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イド
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想い苦しみ
苦しみは、長く続くもので
幸せは、短く終るものです
泣き顔は、もう飽きました
さんざんと、泣いてきたからもういいです
苦しみが、長く続くと知ってから
幸せが、短く終ると知ってから
ただそれだけを、求めていました
人のぬくもり
さんざんと、泣いてきたからもういいです
さんざんと、泣いてきたから、もういいです
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2005-07-09 00:00:00
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イド
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道導
終り無き道標
それだけが頼り
終り無きこのヤジルシ
まっすぐに前を向いて
まっすぐに遠くをさして
終り無きこの道標
ただ前を向いて
ただ遠くを指さして
ただ歩いていけと
終り無き、この道標
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2005-07-09 00:00:00
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イド
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ここから
ここからこんなふうに
まるでなにごともないように
つれだせるひとをまってた
ありがとう
だけどたぶんこれはじぶんでやらなくちゃ
どうしようもないことだから
かなしくても
どうしようもないことだから
ありがとう
ここからこんなふうに
するりとぬけだせる
そんなことをゆめみていた
ありがとう
いつかきっとだれかがたすけてくれるなんて
まぼろしだとわかってた
ここからこんなふうに
いきていけることをのぞんでた
だれにもおかされないすはだのうみ
ここからこんなふうに
たってあるくことをのぞんでいた
きづかせてくれて
ありがとう
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2005-07-09 00:00:00
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イド
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うづき
きづくとないてる
このなみだはどこからきたんだろ
きづくとわらってる
このきょうきはどこからきたんだろ
西へ東へさまよいながら
きがついたらやっぱりひとりで
ひとりぼっちであるいてた
てあしのなかのとげのなかのちいさなうづきに
かなしみながらもあるいてた
きづくとないている
このなみだがかわくころ
またあるきだせる、たぶん、きっと
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2005-07-09 00:00:00
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イド
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ししか
ひとはしんではまたいきかえり
ひとはいきてはまたしんでいく
このよはすべておなじちへいへ
めぐりめぐりてながれてゆくから
だれかここからつれだしてよ
こんなばしょからつれだしてよ
わたしというおりにつかまり
そっとなみだをこぼしながら
おりのなかからみえるそらに
ああきれいだなともがいてみる
だれかここからつれだして
こんなところもうやだよ
わたしのつくったわたしのおり
わたしがつくったこどくなおり
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2005-07-09 00:00:00
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きんぎょばち
消えてなくなれ、きんぎょばち
あかいきんぎょ、ゆらゆらゆれて
消えてなくなれ、きんぎょばち
この世界はひとつとしてトドマラズ
なにもかもが動いてる
時として時として人をにくみあいしきらいになって
この世界はひとつも動きを止めることなく
消えてなくなれ、この涙
なにもかも、うごきながらも
消えてなくなれ、この心
時に泣いて時に笑ってひとびとは生きて行く
何にも感じない人がいるならそれは多分うそつきかどちらかで
人とかかわるたび私の何かが崩れ人を愛し人を憎み
消えてなくなれ、この世界
憎みし怨みし悲しい世界
きえてなくなれ、この想い
きんぎょばちの金魚は何にも考えてないかのようにゆらゆらゆれています
それでもきっときんぎょなりになにかを考えているのでしょう
あるいは金魚を愛し金魚を憎み世界を憎み世界を愛しきんぎょとして
生きているのでしょう
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2005-07-09 00:00:00
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イド
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みずしらずの人に
みずしらずのひとになさけをもらうほど
つかれきっているわけじゃない
みずしらずのひとにどうじょうされるほど
ふこうなわけじゃない
あわれみなんかいらないから
たぶんひとつもいらないから
だからもうだいじょうぶだから
みずしらずのひとになさけ、もらっていきるほど
かなしいわけじゃない
みずしらずのひとにあいをもらっていきるほど
つらいわけじゃない
ただすこしのつまづきだよたぶんこれは何ごともなくすごすほどつらくなっていくのと似ているだからへいきだからあんまり心配しないでこんなつまづきぐらいのりこえられるから、へいき
あるいていると小石みたいなできごとに
たびたびつまづいていたたたたってなって、
それでもくつがわるいのか足がわるいのか、わからないけれど
みずしらずのひとがわたしをみているから
もういちどたちあがれる、なにをもらっていきるわけじゃないけれど
ただもういちど、たちあがるまで。
小石を蹴ってみると軽い音がした
小石と私は似てると想った。ただそれだけ。
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