そらにあるのは
子のわらいこえ
いつから あんなふうに
わらうこと わすれた
おとなのねがい

あがいても もがいても

そらにあるのは
ひとのねがい

わすれても みうしなっても
そらにあるのは
真のねがい

いつからか あんなふうに
わらうこと わすれても
ほほえみ
よきこと
ひとと よろこび

そらにあるのは
しあわせのねがい

ねんね ねんねの 子守唄
良いこと よいこの 守り神
まもっておくれ 子守唄

悪しききたりて わらいわらい
ひとば 傷つけ ゆがうなら
石の手 やいば とがりとがり

ねんね ねんねの 子守唄
よいこよいひと 守り神

悪しききたりて わらうなら

石の手 やいば とがりくるい
つねり うねって ひきずって
無限地獄の闇夜のそこへ

ねんね ねんねの 子守唄
こころ いのちと まもりませ
よきことよきこと まもりませ

あくしききたりて
ゆがうなら
つねり ひっぱり ひきずって
無間地獄の 闇底へ


ねんね ねんねの 子守唄
おまえのこころを まもっておくれ
おまえ、おまえを まもっておくれ

煮込みすぎちゃいけない
なやみ ぐつぐつ
火事にきをつけ 焦げに気をつけ

焦っちゃいけない
てまひまかけて

あたたかな生きざま
失敗もけいけん

さまざまなおもい
どれも あじわい

煮込みすぎちゃいけない
人生 ぐつぐつ

いつも むずかしい
てきかくなてきど

現実事実 上質お塩
おもいすぎれば辛すぎる

夢ゆめ思い 甘いお砂糖
おもいすぎれはあますぎる

ゆたかなじんせい

しおひとつまみ

ゆたかなじんせい

ひかえめ砂糖

ゆたかな ゆたかな ゆたかな おもい

なやみなやんで
しぶさ ひとしお

性格なんかなんの関係があります
わたしには、要領におもえました

善悪なんかなんの関係があります
わたしには、要領におもえました

優しさや
あわれみより

覚悟だけが
救いになる

なにが、なんになります
わたしには、要領におもえました

あのひとは結局
あのひとをすさませてしまう
あのひとは結局
あのひとを見棄ててしまう

あのひとは人より
あのひとのほうが
ほめられると
おもっていて

あのひとはひとを
妬んでいる


ひとばかりみて
あのひとに
あのひとは
おきざり

ひとばかりみて
あのひとに
あのひとは
おとしめられ



あのひとはきっと
あのひとがきらい

ひとのようになれない
あのひとがきらい

かんたんなの
嘘は怖いから　つきたくない
かんたんなの
虚は怖いから　なりたくない

かんたんなの
嘘うそのワタシ　歩かせた
人の胸の奥に　虚ろが空くの

かんたんなの
虚ろが　墓穴なの

鏡を見つめれば
みつめかえすは　嘘だろうか
　私だろうか

うそをついたら　嘘になる

うそつき
うそに　なりたくない

　あのひと　嘘人
　ひとでなし
　ひとでないから　笑ってる
　あのひと　嘘人　あの人じゃない
　人じゃないから
　泣いている

うそをつくひと　何処にもいない人
どこにもいないから　荒むらしい

だって　うそつき
うそが　歩いて　あなたじゃない

うそつき　どこにもいない人
きかざり　うそつき　嘘見夫人

あるいて　あるいて
あなたじゃない



あなたなにみてるの

なんのきもちと
てをむすび
たくらんでいるの

なんのきもちと
てをむすび
くりかえしているの

なんのきもちと
こころをむすび
かたむけているの

てはきれる？
むすびなおせる？

たいせつにできる？
だいじにおもえる？

あのひとは
不幸となかがいい
自分自分を
なげきながら
ひとの不幸を
よろこんでいる

あのひとは
不遇にぽかんとしている
ぽかんとして
空を見ている

あのひとは
幸せと仲がいい
ありがたいねぇ
ありがたいねぇ
こんにちはぁ

こうさてんで
であい
こうさてんで
すれちがう

わたしたちは
なにかと
仲がいい

ゆがんだゆえつか、
素直な慶び
(たのしいのあとにこっそりついてくる)

こうさてんで
であい
こうさてんで
供になる

わたしたちは
わたしと仲良くするものを
とっくに、もう、わたしから
えらんでいる

ただしさを
みつくろい
おしつけあうのは
たやすくて

ただしさの
つめたさと
思いの温もり
ことなり深い

ほほえみを
みつけあい
浮かべあうのは
むずかしい

ほほえみを
あなたにみたい
むずかしい

それでも、それだけ
できたらいい

ひと、ひとひら
もっともな、ただしさよりも
ほほえみを
ともにありたい

こころ、ころころ
もっともな、ただしさよりも
単純な思いでありたい

時のひとひら
ともに
あたため
時のひとひら
ともに
ゆきたい

ほっすることの危うさ
ねだることの危うさ
与えることの難しさ
受けとることの難しさ

願うことのし難さ
ひとと、ひとの
し難さ

ともにあることの
あり 難さ

だから
いのりが
あるのだろう

ほしいとねだるごとに
わたしが分からなくなり
ひとも見えなくなり

わかりたいと願うほどに
私はたしかになり
ひとはたしかになり

ともに、と
祈るほどに
わからないことが
わかり


あなたであること
私であること

ともに

ひとり、ひとり
ふたりに
なれた

ひとり
たいじ
するほどに
てにしたものが
かすかに
ゆらぎ

なんにもないと
おぼえしる

わたしは
ひとり
確かになって

ひとを
みつめて
わたしを
おぼえた

わたしを
かえして
ひとを
たずねた

おもいながら
思うほどに
おもえないこと
おもいしった

わかろうとして
わからないこと
おもいしった

誰を見てたんだろう
わたしだろうか
ひとだろうか

誰を見てたんだろう
わたしの思いだろうか
ひとだろうか

やわらかな
きりのなか
てにしたものが
なにもなくり
ひとり、わたしを持った
ひとり、あなたとであった

これきりのわたししか
私ではないのだと
これきりのわたしが
確かなものなのだと

こころぬけるように
おぼえしった

こころ乞い
ねだるごとに
わたしをうしない
こころ乞い
ほっするごとに
あやうくなった

こんな日は
ひぼしをしたくなる
あたまのなか
あたまごと
かぜにあてて
ひぼし、ひぼし
ひだまりに
たたずんで
ひぼし、ひぼし

こんな日は
ひだまり
ひぼしをしたくなる
あたまごと
ひぼし、ひぼし

なかみごと
ひぼし、ひざしに
ひぼし

甘い風
はるのにおい
すさんだ胸に
ふきこんで
あまいかぜ
ひざしのかおり

くらいきもちを
もってった

そらまで、そらまで
もってった

人をおとしめ　我を落とした
人を苦しめ　己を捨てた

おちたのは　心音

恋しや　人間
生きたや　あがいても
こいしや　ひと

落ちることなく　貶むことなく

生きたや　あがいても　人として

あなたとともにあり
あなたとともに生き
乞いと　恋
執着と　愛の
ちがいを　知った

あなたと共に生き
あなたの心を見て
愛を覚えた

愛を覚えたとき
幸福と　悦楽の違いを
はじめて　しった

苦しみを受けてなお
悲しみを受けてなお
なげいても　なげいても

ひとともに　ありたいと願い
ひとりのひと　ひととして
生きたいと願う

悲しい当たり前
苦しい当たり前

ひとともに　いきられたなら
ひとともに　いきようと　ねがう

いとしい当たり前

いつだって　ひとをみて
ひとにばかり　いいたくて
影法師
きがついたら
といかける

　じゃあ　あんたは

いつだって　ひとばかりみて
ひとにばかり　いいたくなって
いつだって　影法師
うしろついて　まわりながら
といかける

　それで　あんたは

昨日の結果が　今日に出て
今日の結果が　明日に出て
毎日　結果は　みえなくて

五里霧中で　もがいてた

過去の時間が
　今にでて
今の時間は
　この先にある