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小説

series:短編

7 page

2011

2011-03-29 17:25:35 つきあかり
喧嘩して、家をでて 走って走って、少し歩いて、つかれた さみしくなって みちっぱたで 壁にもたれて、 ああ、でも もうすこしいったら、 そういえば、土手原で 川が見えるとおもって (……)
(1208文字数)

2011-03-26 12:25:35 やわい
やわいやわい夜 ひかりごけのあとおって 湖についたので 布ほどいて そばにあったほそっこ枝に みみずつけて つれるかと、湖の中に ほおりこんだ 尚志がきて、後ろに座って 尚志はふ(……)
(1108文字数)

2011-03-26 11:50:02 稚魚
とるとるそとした魚臭い夕闇に 森の奥から 一人の青年が出てきて 髪の毛がきらきら薄い金色、 それで、わたしにむかって 水をください、というので もっていた桶の水を差しあげた 陽のしず(……)
(731文字数)

2011-03-26 11:33:19 おとな
「大人になったら  涙もろうなって、  大人なのに こどもみたい」 そういって、笑うから 竹竿おって、かんかんつけて かんかんかんかん ならしてみたら こどもみたい、と また笑う (……)
(532文字数)

2011-02-28 13:37:07 マギマギとキグキグ
海辺のふらゆらふらゆらと ささやかにながれる宇宙で キグキグとマギマギは手をつないでいる  森の中で 木がたおれて  誰も聞いていない 木の音   音は存在していたかどうかで    町(……)
(518文字数)

2011-02-13 11:06:58 陰陽混在 不倶戴天
月しずむ湖畔  男と女は歩いていた 女は うたをうたっていた この世 流るる 永い永いときの中 あなたは わたしを 育ててくれた しかし あなたは 想いを忘れた 知恵を忘れた (……)
(875文字数)

2010

2010-12-31 15:06:08 蜂
この間、この公園の あそこらへんに 蜂がいたんです 小さな子が ぷっくりした手のひらで 赤いほっぺをなでながら 話しかけてきた (いつから居たのかしら) 彼は赤いはんてんをきて(……)
(903文字数)

2010-12-27 11:51:08 しろ
白い石が、ころんと転がって 太陽の下で、あったまってる それを見かけた、ちいさいアマッコが 白い石に、きいてみたんだ あんた何年いきてきた? あんた、わたしに 答えてくれる? 石(……)
(765文字数)

2010-12-20 19:13:23 雪
雪が降って サンタがきて 明日は幸せになれるって 誰かがいっていた  誰も あなたの生き方を  決めることが 出来ない  誰も あなたの人生を  背負うことが 出来ない 涙(……)
(567文字数)

2010-12-20 17:40:11 信頼
月の方から星がながれて そしておちて、きえていった  あなたのつらさは  あなたにたいする  愛のなさ、信頼のなさ、誇りのなさから  生じております  まぁ 本当にひどい 自信を(……)
(525文字数)

2010-11-16 16:31:20 ビッチさんへのお手紙
ビッチさん 最近、またあなたにあったのよ どんだけ居るのよ、あなたは 歩くと必ず居るんだもの 犬も歩けばなんとやらじゃないけれど こんなにごろごろ居なくたっていいと思う ビッチさん(……)
(795文字数)

2010-11-08 12:33:30 茶色の歌姫
歌姫が、歌っているので 茶色い変なにおいのする水を買って 前の席にすわりました 誤解して 偏見もって 憶測たてても かまわない 私の姿 決めつけて わかったつもりに なって(……)
(517文字数)

2010-06-13 20:49:25 小さな看板の話
小さな縦書きの看板に 桃色の文字で「駐輪禁止」と書かれていたので ここでご飯を食べようと思い、隣のベンチに座って ふたつの巻きおにぎりを紫色の布から取り出した。 ベンベンたる、と どこか(……)
(735文字数)

2009

2009-03-31 22:27:13 かみさまかみさま
むかしむかし あるところに ちいさな少女がおりました 少女はいっつも 自分ばっかり不幸だと 思い込んでおりました ある日少女のもとに 小さなかみさまが来て こうお聞きになりまし(……)
(486文字数)

2006

2006-09-17 20:36:33 ジェイワー
この間幽霊が来て、タイに言った その子は「ぞむぞむ団」という団に所属していて 「ジェイワー」で 何でも出来ると。 何が出来る、と聞いたら 「なんでも一つ、あなたからとっていくことが で(……)
(1789文字数)

2004

2004-11-08 17:02:37 ギロチン
刃物でばっさりやるのが仕事の、捨て子の「ギロチン」、ある日一人の青年がやってきて…。
(1585文字数)

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