私

このまま一生

人に怯えて

生きるのだろうか

あなたには解らない

どうして私がここにいるかも

どうして私が生きているかも

あなたには解らない

あなたには理解できない


絶望とも　希望とも違う

あなたに見えない　視線がある

どんな想いを感じても

あわてないで　おびえないで　てばなさないで

盲目に　ならないで


どんな想いを感じても

それでいいから

それで大丈夫だから

安心して



どんな想いを感じても

それが君だから

君の感情だから

静かに


抱いてあげて

もう怖くないよ

君に何を言われても

もう怖くないよ

君がどんな　想いを感じても

もう怖くないよ




君は　私を

どうしたかったの

じざいに　操りたかったの

君は　私を

なんだと思っていたの



人形か　おもちゃだよね

人間じゃ　なかったよね





もう怖くないよ

君を嫌うわけでも　手放すわけでもない

もう怖くない




君の感情が　あるだけだって　知ったから

その想いが　全部じゃないって

わかったから

もう怖くない




怖くないよ

嫌われても　好かれても

私は一人しか居ない　ねえ

嫌われるか　好かれるか

まず　知ることなんて　できない

私が　ここにいることしか　できない


嫌われようと　好かれようと

そのままでいることしか　できない


私が　私で ここに居る

何度か道を失って

何度か途方にくれる

何度かわからなくなって

何度もなきそうになる

組み立てた道筋を

何度も手放す





何度も　道を見つけて

何度も　嬉しさを感じる

何度も　先を見つけて

何度も　なくしたもの　手に入れたもの　何度も




愛しいと感じる





何度か　道を失った

だから　その先を　見つけられた

なんで私が生きているかわかる

なんであなたに笑われて

あなたにけなされて

あなたに嫌われて

それでも生きているかわかる

何でこの先　一生　幸せなど訪れないと

一生　あなたに理解されないと

わかっている　私が

生きているかわかる



なんで泣きながら生きていくか、わかる

なんでわめきながら生きていくか、わかる




どれ程の鉄槌が　ここにあるか

しってる？

誰かの言葉がなければ　正しいかどうかもわからず

誰かの言葉どおりに従い続けて　安心し

自分で考えることも　自分から思いやることも

できなくなったのね

末路を　末路を　見せてあげる


誰かに好かれたくて

誰かに愛されたくて

誰かに許されたくて

その言葉だけを　追い続けた

　末路を見せてあげる





あのね、他の人が好きなのはね、鏡に映った自分で

あるいは　思い通りに動く玩具で

あなたじゃないのよ

あなたの言うことを聞けば　いいものができるの

あなたの言うとおりに動けば　最高に幸せになれるの


あなたって　何様なんだろ。

人目気にして　気にしすぎて

ぐちゃぐちゃになって　糸が絡まって

どっちにもいけなくなって　辛くなって

泣き言を言って　小言を言って　怒ったりして

やっと　やっと　「気にしてもしょうがない」と気づいて

だんだんそれが薄れていって


また人目気にして　気にしすぎて

なんにもできなくなって

その繰り返しを　何度味わって

馬鹿みたいに　何度味わって


人間って　馬鹿ですね。

間違いは誰にでもあるけれど


誰が　生きてきて

誰が　死にに行き


誰の　どんな人生が　必要なかったか

間違いだったのか

誰にも言えない



僕らは何度か　間違うけど。





君は君だろ。　真実があるなら　それがほしいなら


そこにあるだろう

いいよ　もういいよ

もういいから

好かれようと　嫌われようと　しないでいいよ


何がわかるのって

何がわかるんだろう　彼らに

何が、わかるんだろう

殺されて　殺されて　殺されて

何度でも　死んで死んで死んで

それでも　生きていきたかった

私とか　人間とか　何がわかるんだろう


あのね　人の中に混じるには

私ではいけないって　言われてきたから

何度か死んだよ


あのね　自分殺してまで

人に好かれたかったよ


もういいよ　もういいから　もういい

好かれようとしなくていい

嫌われようとしなくていい


もう誰にも　好かれようとも　嫌われようとも

しなくていいから


泣いてきたんでしょう　笑ってきたんでしょう

人で居たかったね

もういいよ


もういいよ


もういいよ


仲間に入らなくていいよ

君を殺してまで

生きようとしなくていいよ


偽ろうとしなくていいよ



あのね　間違いは　生まれてきたことじゃなくて

あのね　間違いは　誰かの

感情ばかり　求めてしまって

自分なんか　いらないって

思い始めた　そんなことだよ


もういいよ

もういいよ

もういいよ

もういいよ

死ななくていい



死ななくていい


殺さないで



君は　君でいいから

君でいいから

君でいいから。

すきはいつか終わるもの

きらいもいつか終わるもの

その先の感情を、私はまだ知らない




愛も、　恋も、　のろいも、　憎しみも

終わった後の感情を

私は知らない



あるいは


終わらない感情を　私は知らない



好きになって　嫌いになって　好きになって

嫌いになって　好きになるなら


終わらない感情を　私は知ってる

私が見つけたことなんて私が見つけたことなんだから

力になれない。

君は君なりの見つけたことを見つけていってよ。

私の地獄は　あなたに知らない

見てほしいとも思わない

わかって欲しいとも思わない

その色さえ　あなたには　わからない

あなたには　つかめない

あなたには　わからない


あなたじゃ　こしていけない




あなたにも　だれかにも　それぞれの　地獄がある


そうでしょう

人間なんて　思えないよね

あなたの目の前にいる人

　同じ人間なんて　思えないよね


　あなたは　人間じゃないんだものね

夢は叶うって　あなたは言うけれど

叶ったあとも　現実が続くって

しってる


夢　見ている時だけ　きらきらして

綺麗で　綺麗で　理想郷に　見えるでしょう

　だから夢って言うんでしょ



叶ったあと　現実にまみれて

汚くなって　辛くなって

夢だったから　なおさら

　かなしくなるの　しってる





しってる


それでも見たい

それでも　いきたい

それでも　かなえたい


そんな夢があるって

しってる

ただ君に、ほめてもらいたかった

ただ君に、好きになってもらいたかった

ただ君に、優しくしてほしかった


ただ君に、　会いたかった


君が、好きだった


君は　どう想っていたの


なにも　ひとつも　叶わなかったけど

もう　いい

もう　許せる



君も泣いてた

「ごめんね、ありがとう」

書いては消える　記号のように

私はあなたが好きだった



思い返すと　後悔ばかりさ　ずっと沸き立ってさ

はなれたひと　計って

あの時　あの時って　悔いてばかりで

情けない


ごめんね　ありがとう

いままでごめんね

いままでありがとう


元気でいてね

それでいいよ

もう　思い出すのも　やめるから

元気でいてね

嫌っていいよ

忘れていいよ

どちらでもいい

君でいてね


ごめんね、ありがとう

さよなら、バイバイ



さよなら、ありがとう

笑いたいだけ笑えばいい

ゆがんでいく顔を　笑う人が

またいるだろう

ゆがみたいだけ　ゆがめばいい

それが　あなたの人生だ。

涙のあとを　かみしめて　生きてきた

たとえ誰に　見えなくても

そのあとを　わすれまい

そのあじを　わすれまい


つめのあとが　消えるまいと

手に残る

あなたの目の中に

傷つけるものを　見いだしてしまうのは

私が　怯えているから


本当はあなたに

なんの咎もなく

私が　怯えているから


人の目の中に

痛みを見つけてしまうのは

私が　怯えているから


私は

あなたを　信じたい

悔しいかい

泣きたいかい

辛いかい

悲しいかい


大丈夫

みんな知ってる

大丈夫



がんばってきたこと

あなたが、知ってる

手、はなさないでよ

他人の手よ

自分の手よ

あんたの手よ


手、はなさないでよ

笑顔も、泣き顔も、あんたのものだよ

手、はなさないでよ

ちゃんと信じてよ

信じてあげてよ

それぐらいで力尽きる

人間じゃない



手、はなさないでよ

泣き叫んでも

痛くても

辛くても

手、はなさないで


まだ手を　放さないで

まだ、見放さないで


アンタが　アンタを　信じてよ

あんたが　放しちゃ　ダメなんだよ





手、放さないで

自分の手、放さないで


自分を　見限らないで


あんた、まだ


まだ

やれるでしょう

君の泣き顔はみにくいね
こっちまで泣きそうだ

涙ながしていいから
その分強くなって
その分、笑顔、いっぱい持って

支えてくれるものなら
そばに、なんでもあるだろう

君が気づいていないだけで

誰だってなんだって
君のそばに　あるはずだ

君の泣き顔が　辛い


ここで、見守っているから
立ち上がる君を

見守っているから

必ず、見守っているから

立ち上がって

負けないで

泣いていいから　あんたを裏切る　あんたに

ならないで



あんたが　あんたを

信じてて

ずっと笑われてきた

私は　その笑顔を知ってる


ずっと　笑わないようにしてきた

痛み出す心が　どんな風に、おちるか

知ってる


いま私は　どんな顔をしているんだろう



あなたが嫌いなのは　私が嫌いなとこと

おんなじだからだよ

あなたがおかしいのは　私の中に

ないからだよ

私は　世界の中心ですか　違うよね

あなたも違う






あなたは　自分の顔を　どんな風に見てるの

私の全部を　好きにならなくていいよ

私の全部を　嫌えないなら

私の全部が　嫌いになっても

私の全部は　解らないでしょ



あなたの全部を　好きになれない

あなたの全部を　嫌いになれない


私の全部を　好きになれない

私の全部を　嫌いになれない



知ってほしい

わかってなんていわないから

それが一部だって　それが全部じゃないって

わかってよ



あんたが見た　あんただけの　人間なんだって

わかってよ


あんたにしかいない人間なんだって

わかってよ　あんたがみてるの　あんたなんだって


はやくわかってよ


人間なんてわかるはずないだろう、

あんたが見てんのは　手のひらの中の　自分なんだよ

壊せるならこのプライドを壊したい

壊せるならこの待ち望むプライドを壊したい

傷つきやすいプライドを壊したい

壊して　壊して

自分の価値を　なんど　自惚れして

見誤るの

何度　なんど　なんど　なんど　なんど

同じ失敗を繰り返せば

やっと解るの


価値など無い　存在価値など無い

血塗れた手のひらで　叫んでるだけだろ




出来るなら　このプライド　壊したい

出来るなら

　こんな自分を壊したい


傷ついても　泣いても　叫んでも

真一文字に、ただ　ひたすらに

先へむかえる　己になりたい

人は

誰に好かれる必要も

嫌われる必要も無くて

人は

誰に愛される必要も

憎まれる必要も無くて

誰かの心を　つかもうなんて　しようと

しないで　いいんだよ


人は

人であれば　それだけでよくて

あなたに

嫌われることも

好かれることも

同じ意味だって

そう言って


あなたに

捨てられることも

愛されることも

同じ意味だって

そういって



あなたに　しがみついた手を放して

先へ行くね

あなたに　しがみついた

心はなして

飛んで魅せるね


私は

あなたが好きだけど

あなたは　そのまま

私を気にせず　どうか




先へ行って

私も


ここから

ちゃんと




歩くから

自惚れと　卑屈が無いなら

もっと　楽に

傍に

行けるだろう

この心　ありのままなら

もっと　傍に

もっと　楽に

行けるだろう



何で私は　なんどだって　何度だって　足を止める

何で私は　何度でも　その場にしがみついて

何で私は　泣くんだろう


壊したくないって

泣くんだろ


何で私は

　その先が　見えない　んだろ


私を壊したい

私は

私を壊したいよ

私を超えて

こえて　こえて　こえて

先へ　先へ、行きたいよ